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アニメ『どろろ』第1~2話 感想

アニメどろろ』の第1話醍醐の巻」と第2話万代の巻」を見た感想です。ややネタバレ注意

手塚治虫」の未完の名作再アニメ化

原作も前のアニメも見ていないので、ほぼ初見の感想になります。

 第1話「醍醐の巻」

 

 時は室町時代

 冒頭、「醍醐だいご 景光かげみつ」という人物が12の鬼神と取引。


 「もし我が領土を守護し、我に天下を握らせるならば、それより他に、我が手に入るものをやろう」――と。


 要は、好きなものやるから天下を取らせてほしいと願った訳ですね。

 さて、すると何が起きたか?

 

 

 産まれた自分の子ども(世継ぎ)から、手足、目、鼻、皮膚、全てが奪われた!

 


 その状態で死んでないっていうのがまた残酷。

 けれど、産んだ女性は儚くも愛おしいと言い、育てていくつもりのようです。

 いや、そんな状態の我が子を見て一瞬も嫌な顔しないのほんと凄いと思う。

 しかし、醍醐景光は、その産まれた子を見て、鬼神との取引が叶ったと確信。

 その子どもをいなかったことにするようです(世継ぎは別に作る)。

 酷い話だ。

OP

 

 

 また独特なOP。映像は良いけど、歌は好き嫌い分かれそう。

 「女王蜂」の――「火炎」という曲。「東京喰種re」のED担当していた人達ですね。

 何かあれは「東京喰種」と合わないような気がしたけど、それはそれとして、こっちは割と良いかも。

 和風な作品なんで、歌詞に英語使ってほしくなかったけど。

 かっこいい部分あるけど、何処か惜しい。

 

OP後

 

 子どもが産婆の手で川に流されるシーン。

 

 産婆生きてる方が地獄だろうて。

 

 確かにそうかもしれない。しかし、子どもはどうやら生きたそう。

 産婆はそれを察したようで、近くにあった木の船に彼を乗せ、行く末を天に委ねることにしました。

 


 で、その後どうなったかというと……。

 

 背後から襲い来た化け物に産婆が喰われた。

 
 おいおい! 瞬殺だよ!

 婆さんが一体何をしたって言うんだ……。


 その後、その化け物だけど、近くを通りがかった「琵琶法師」に退治されました。

 この世界では突然出てきた化け物に喰われる人どのぐらいいるんだろう……。

 

十六年後……

 

 さて、十六年の月日が流れたようです。

 この作品のタイトルにもなっている「どろろ」という子どもが登場。

 何やら「都の極上品」とやらを売りさばこうとしています。

 

 それ、盗品じゃないよな?

 

 ――と思ってたら案の定。

 取り返しにきた男達に囲まれ、どろろピンチ。

 しかし、どろろは悪態をつき、男に壺を投げつけ逃走。男達は「どろろ」を追いかけます。

 糞ガキですねこれは。

 

逃げるどろろと追いかける男達

 

 どろろは男達に馬糞を投げつけるなどして挑発。

 

 どろろそいつで面洗って出直してきな!


 うん、マジで糞ガキですねこれは。


 さて……、子どもがいつまでも逃げ続けられる訳もなく、川にて男達に捕まりボコボコに。

 しかし、それでも歯向かい続けるどろろ

 男は一向に態度を改めないどろろに怒り、遂に殺そうとします。

 片目も潰されたし、これは流石に「どろろ」悪すぎでは……。

 

突然現れた鬼神とそれと戦う人形のような男

 

 流れてきたゴミ、それが突然巨大化?――し、邪魔なモブキャラ達を一掃します。

 
 ゴミどろろにも襲い掛かりますが、そこに助けが。

 


 人形のような男、「百鬼丸」が登場。

 何でモブキャラが全員喰われるまで動かなかったのかよく分かりませんが、どろろを助け、化け物と戦い始めます。

 この百鬼丸、十六年前に身体のパーツを鬼神に奪われ、川に流された子どもでしょうね。

 作り物の腕を外し、両腕を刀に変え、橋を飛び回りながら化け物と戦います。

 戦闘シーンの作画良いですね。「モブサイコ」と比べるのはあれですが、無駄の無い動きに惚れ惚れします。

 

化け物退治後

 

 助けられたことに感謝するどろろ。外された腕を百鬼丸に届けてやります。


 そこで、戦闘を終えた「百鬼丸」に異変が……。


 何と仮面が取れ、皮膚の奪われた顔があらわに! これは軽くホラー。グロい。

 しかし、すぐに皮膚が再生? 普通の顔になりました。

 いや、普通っていうか百鬼丸、結構なイケメン。仮面被ってた時とあんまし大差ないよ。

 

一方、その頃

 

 百鬼丸を捨てた醍醐景光

 鬼神の像が割れていることに気付き、「まさか……。」と呟きます。

 彼に罰が下る日がいつか来そうですね。

 

 今回出てきた化け物は、「泥鬼」という鬼神みたいです。

 鬼神を一体倒すと、百鬼丸は奪われた身体のパーツを一つ取り戻す……。

 今回は皮膚を取り戻したってことでいいのかな?

 これは中々面白い設定。2話も楽しみです。

 

第2話「万代の巻」

 

 冒頭、森を歩く琵琶法師の前に立ち塞がった妖怪(?)

 でかい頭にみすぼらしい格好。手に持った鈴をチリンチリンと鳴らしながら、「ヤロウカァ?」「ヤロウカァ?」と言ってます。

 何のことやら。

 


 見終わった後に調べてみましたが、「金小僧」っていう妖怪らしいです。

 

OP後

 

 一緒に歩くどろろ百鬼丸

 どろろは、百鬼丸に色々話しかけますが、彼はガン無視。

 まぁ、目が見えず、耳も聞こえず、口も聞けないんじゃあしょうがない。

 しかし、木の実を見つけたり、川の魚を取ったりはできる模様。

 ナレーションで説明が入りましたが、百鬼丸には「魂の炎」が見えるとのこと。

 木の実は植物で、一応生物なので、魂がある?

 ともかく重要なのは、その魂の炎の色。

 簡単に言えば、無害

 どろろ魂の炎の色、つまり、百鬼丸どろろを放っておくのは、危険ではないからだという。

 でもその内、友情芽生えそうだよね。その内。


 さて、どろろは化け物を倒した百鬼丸の腕に目をつけ、化け物退治で一儲けしないかと持ちかけます。

 ゲスいこと考えてる(笑)。

 


 どろろ百鬼丸の手を引き、化け物が出るという村に彼を連れて行きます。

 

村の化け物退治へ

 

 化け物退治に訪れたどろろ百鬼丸を歓迎する村人達

 まだ何もしてないのに、たっぷりもてなしてくれます。

 気前良すぎない? いや、絶対何か企んでるよこの人ら。


 どろろ百鬼丸は馬小屋に一泊。

 その夜、冒頭に登場した妖怪金小僧」が彼らのもとに現れます。

 ビビるどろろと微動だにしない百鬼丸

 様子を見る限り、やっぱり無害そうですねこの妖怪。化け物は別にいそうです。


 翌日、どろろ百鬼丸村長の「万代」に呼ばれます。

 

村長「万代」

 

 村長は綺麗な女性でした(どろろ感)。

 
 そんな万代を見た百鬼丸なんですが……。

 

 <<シャキン!>> 迷わず斬りかかります。

 

 事情を知らないどろろは勿論、彼を全力で止めますが、彼と共に村人に拘束されてしまいます。

 まぁ、こりゃ間違いなく万代は化け物でしょう。

 

「琵琶法師」との出会い

 

 琵琶法師百鬼丸達と同じく捕まっていたようです。

 ここで琵琶法師どろろに対し、自分達には見えないものが見えると説明。

 

 間髪を容れず、そこに迫る化け物。百鬼丸が一人で突撃。琵琶法師どろろも後を追い、閉じ込められていた場所から脱出します。


 いやぁ、キャラに迷いがないと話の進みが速い(笑)。

 テンポの良い作品好きです。

 

VS 鬼神

 

 正体を現した万代百鬼丸の戦闘。

 攻撃を受けても痛みを感じない様子の百鬼丸に圧される万代

 そんな時、村人の一人が百鬼丸の足止めをし、万代を逃がします。

 やはり村人は万代が化け物だと知っていたようです。

 逃げる万代を追う百鬼丸


 勝負の行方は……!?

 村人万代の関係とは……!?

 妖怪金小僧」とは……!?


 っと、この先はネタバレを控えます。

 

1話と2話を観終わって

 

 安定した面白さですね。

 1話2話、どちらも戦闘があって中々楽しめました。

 鬼神の数は12体なので、残りは10体かな? 丁度、1クール

 ただ少し残念なのは、鬼神という割にはあっさり出てきて倒されてしまうというところ。
 それだけ百鬼丸が強いんでしょうが、もう少し絶望感が欲しいですね、個人的には。

 まぁまだ2話なので、今後どうなるか。