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アニメ「ブギーポップは笑わない」 10話 感想

アニメ「ブギーポップは笑わない」の10話の感想です。ややネタバレ注意。

9話の感想はこちら

 ▽「夜明けのブギーポップ」編 開始!

 

 なんと表現したら良いのか。

 赤い空に灰色の――災害でも受けたかのようなボロボロの地。

 そんな現実感の無い場所で口笛を吹いている「ブギーポップ」。

 

 彼女は、近くにやってきた謎の人物と会話を始めます。

 

 その人物は、「ブギーポップ」に「こんなところで何をなさっているのか」と聞きます。

 すると「ブギーポップ」は、「君こそ何故こんなところに……君は誰だい?」と聞き返します。

 

 それで――。

 

 <質問を質問で返すなあーっ!!

 

 と、謎の人物は荒らぶることもなく、フードを脱ぎ、素直に答えます。

 

 「エコーズ」と。

 


 彼だったか。

 いや、声で気付いてたけど、同じ人が演じてる別人って線もあるしさ。

 ともかく、謎の人物の正体は「エコーズ」でした。

 

 「ブギーポップ」は彼のことを知っているようで、知られていると知った「エコーズ」は驚き。

 

 もう怖いくらいですね。

 「ブギーポップ」ってほんと何者なんだろうか。

 物知りってレベルじゃない……。

 

 

 さて、会話はお互いの変わった名前の話になり、「エコーズ」に名前の由来を聞かれた「ブギーポップ」は、自分のことを話し始めます。

 

 こういった感じで誕生秘話とかが語られていくのかぁ。

 

 で、結局、彼らは何処で話をしているのん……?

 

 

▽案山子の話

 

 OP後、「黒田」という探偵の男の話が始まりました。

 彼は事務所に尋ねてきた「ピジョン」という女と会話。

(いかん……頭にポケモンが浮かぶ……。)

 

 依頼人……と思いきや、違うようです。

  

 話の内容から察するに、二人は「統和機構」に所属している「合成人間」で、「ピジョン」は「黒田」に、「寺月 恭一郎(てらつき きょういちろう)」という人物の身辺調査をしろという任務を伝えに来たようです。

 

 その「寺月 恭一郎」も「合成人間」で、「統和機構」はどうやら彼を処分しようとしているらしい……。

 

 「黒田」は、「統和機構」が動きやすい環境を作ることが使命だった彼が、何故裏切り者扱いされるのかと、不満に思っている様子。

 「統和機構」の為に必死に働いた結果がこれかと、同じ「合成人間」としてやりきれないのかもしれませんね。

 

 そんな彼――「黒田」の本当の名前は「スケアクロウ」。

 

 つまり、彼が案山子か……。

 はてさて、これから「ブギーポップ」とどう繋がっていくのか……。

 

 

▽「スケアクロウ」の任務

 

 「スケアクロウ」――彼の本来の任務は、「MPLS」の探索。

 

 さっきの会話でも出てたけど、何だそれは……。

 

 と思ってたら、ちゃんと説明されました。

 

 「MPLS」――まだこの世に存在していない可能性を秘めた者。

 

 ……。

 もっと分かりやすく言ってくれないか。

 まぁ、異能力者のことでしょう。

 だとしたら、「VSイマジネーター」編の「飛鳥井 仁(あすかい じん)」とかが、それっぽい。

 

 

 ところで「MPLS」は何の略なんだろ。

 Pは「Psychic」かな? 英語詳しくないから思い付かない……。

 Mは……「Mind」? 違うかな。

 

 

 

▽「寺月 恭一郎」の身辺調査

 

 新たな任務――「寺月 恭一郎」の身辺調査を始める「スケアクロウ」。

 各所に彼の会社――「MCE」のことを聞いて回ります。

 

 しかし、特に怪しい噂も無く、結果は優れません。

 

 ちなみに、「スケアクロウ」の説明によると、「MCE」は国にかなりの影響力を持つ巨大企業とのことです。

 

 成功の裏に何かあるのか無いのか……。

 

 

▽「統和機構」の目的

 

 続けて「スケアクロウ」によって、「統和機構」の詳しい目的まで語られます。

 

 かつて人間に知性を与えた何者かを突き止め、「次なる者」の出現を感知しようといるらしいです(進化に関する研究)。

 

 「次なる者」ねぇ。

 そもそも人間に知性を与えた存在がいるという根拠は……。

 

 まぁ、そこに突っ込んでは駄目か。異能力ある世界だし。

 成り立ちもまた違うのだろう。

 

 「遊戯王ZEXAL」なんかでは、世界はたった1枚のカードから作られてたからね。

 何が来ても受け入れるさ。

 

 

▽病院へ

 

 探偵の勘なのか、「スケアクロウ」は「MCE」が寄付を行っているという病院の調査をします。

 

 そしてその調査の途中に立ち寄ったガーデンにて、一人の女の子に声をかけられます。

 どうも「スケアクロウ」が花束を持ったまま複数の階を回っている姿を外から見ていたようで、それが気になったらしい。

 

 ヤバい、不審者だと思われた……!

 

 しかし大丈夫。こんな時の為の「探偵」。

 「スケアクロウ」は名刺を出して身分を証明します。

  

 さて、彼の不審な行動を指摘した小さな名探偵――彼女の名は何……。

 

 「霧間 凪(きりま なぎ)」!

 

 若い頃の「霧間 凪」だったんですね。

 気付けなかった……。

 何故病院に。

 

 

▽「霧間 凪」の病気

 

 「スケアクロウ」と楽しげに話をする「霧間 凪」。

 彼に聞かれ、彼女は自分の病気について話します。

 

 身体が急に痛くなる。

 それもかなりの激痛……らしいです。

 医者によると成長痛とのことですが……。

 

 「スケアクロウ」は、その「成長痛」という言葉に反応します。

 何かに気付いたんでしょうか。

 

 「霧間 凪」は別れ際に、面白いから自分のことを調べてみろと言ってきます。

 

 何があるというのか……。

 

 

▽任務の報告、そして……

 

 これまでの調査で不審な点が見つからなかった「寺月 恭一郎」。

 「スケアクロウ」は報告書に、異常無しと書きます。

 

 しかし、本来の任務である「MPLS」についてを書く、彼の手は止まります。

 「スケアクロウ」は「霧間 凪」が気になったようです。

 「成長痛」……。「MPLS」のサインなのでしょうか?

 

 とにかく彼は彼女に面会に行くことにしたようです。

 

 すると、そこには「紙木城 直子(かみきしろ なおこ)」の姿もありました。

 

 今はもういない彼女……。何だか気分が沈みます。

 今思うと……あんなモブみたいな死に方ってないよ……。

 

 

▽「霧間 凪」のこと

 

 「霧間 凪」について調べた「スケアクロウ」。

 彼女が作家「霧間 誠一(きりま せいいち)」の一人娘であり、その全ての著作権の所持者で、億万長者だということを知りました。

 

 しかし、それに対してあまり興味を持っていない様子の「スケアクロウ」。

 「霧間 凪」は、「スケアクロウ」が自分に取り入ってくると思っていたようですが、ハズレ。

 彼は合成人間ですからね……死ぬまで組織の犬。自由なんてありません。金を得たってしょうがない。当然、興味なんて無いでしょう。多分。

 

 まぁ理由はどうあれ、彼を信用した「霧間 凪」は、病気が治った後どういう人間になれば良いか分からないという心の問題を抱えていることを打ち明けます。

 

 また難しいことを……。

 

 「スケアクロウ」は、探偵以外にやりたいことはないのかと聞かれます。

 悩むだろうと思いましたが、返答は速く、彼は「正義の味方かな」と答えます。

 何のしがらみもなく、ただ事件を解決するだけの正義の味方になってみたい……。

 

 意外に良い答えですね。

 

 冗談っぽかったですが、「霧間 凪」はその言葉に凄い反応を見せます。だいぶ感銘を受けたようです。

 「スポンサーになってやるよ!」とまで言い出します。

 
 怖いぐらいの食い付きようだ……。

 

 激しく動いた所為か、例の激痛が身体を襲います。

 

 急いでナースコールを押す「スケアクロウ」。

 彼女は別れる前に、自分が本気だと言うことを彼に伝えます。

 

 

▽「スケアクロウ」の判断

 

 「霧間 凪」の状態を見て、「スケアクロウ」は彼女が「進化しかけている」と判断。

 

 しかし、病院の廊下で「紙木城 直子」に、「」の味方になってあげてと頼まれてしまいます。

 

 「霧間 凪」のことを「統和機構」に報告するかしないか……。

 彼の心は大揺れです。

 

 「統和機構」への不満が募っていた「スケアクロウ」――彼はこの後どうするのでしょうか……。

 

 まぁ、想像に難くないわな……。

 

 

▽裏切り

 

 「統和機構」を裏切る道を選んだ「スケアクロウ」。

 何かの薬品を盗んで追手から逃げているシーンが始まります。

 

 追手は……「佐々木」という男。

 

 久々に作画が凄まじいシーン!

 

 圧倒的身体能力で駆ける両者!

 
 これはテンションが上がりますね。

 

 

 

▽「スケアクロウ」の目的

 

 「霧間 凪」の病室に侵入している「スケアクロウ」の姿が映りました。

 もしかして病気を治す薬を……。

 本当に正義の味方になっちまって……、「スケアクロウ」さん。

 逃げ切……。

 

 いや、「統和機構」から逃げるなんて……無理か……。

 

 

▽死神

 
 必死に逃げるも、大きな傷を負わされ、死にかけの「スケアクロウ」。

 

 そんな彼の前に現れるものが……。

 

 あれは……「ブギーポップ」?

 ここで出会うのか……。

 一体何しに……。

 

 

 「ブギーポップ」は、死にかけの「スケアクロウ」に対して容赦無く質問していきます。

 

 「何してるの?

 「怖くないの?

 「何でそんなに落ち着いているんだい?

 「その恰好のことかい?

 「じゃあ君は何に怒っているんだ?

 「助からなかったのかい?

 

 勘弁してくれ……。

 

 

▽裁いてほしいのかい?

 

 自分は裁かれて罰を受けるべきだという「スケアクロウ」。

 そんな彼に、「ブギーポップ」は「裁いてほしいのかい?」と言います。

 

 裁かれれば彼は救われるのでしょうか……。

 正義の味方に戻れるというのでしょうか……。

 

 ならば頼む、介錯を。

 

 やがて視界がぼやけ、「ブギーポップ」が不気味な泡に見えてくる「スケアクロウ」。

 ここでか。ここで「不気味な泡」という言葉。

 「ブギーポップ」の由来ですね。

 

 

▽「スケアクロウ」の最期

 

 逃走した「スケアクロウ」を発見した「佐々木」。

 「ブギーポップ」に裁かれたのか、彼の死に顔はどうやら安らかなようです。

 追手の「佐々木」はそれを見て、頭にはてな

 

 「ブギーポップ」……お前って奴は……。

 

 神出鬼没すぎてどう動いてるか分かんない奴だ……。

 

 

11話の感想はこちら

 

 


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