オリジナルのホラー小説『死霊の墓標 ✝CURSED NIGHTMARE✝』の第１話の予告みたいなものです。１話のあらすじや、オススメのホラー作品などを書いてます。
『死霊の墓標 ✝CURSED NIGHTMARE✝』第１話「焼ける悲鳴」あらすじ
２月２日――。
冬の寒さに辟易していた「
「修人」は、友達が自殺した理由をどうしても知りたいという「藤鍵 賭希」の依頼を受け、「坂力 毅」について調べ始める。
それが地獄の日々の始まりだとも知らず……。
タイトル一覧
大してネタバレにもならないので、最初の方のタイトルを並べておきます。
１話「焼ける悲鳴」
２話「明日無き日常」
３話「廃れし学び舎」
４話「アソビガミ」
５話「追跡者の地下水道」
６話「血濡れの廃病院」
７話「人狼の森」
８話「赤月の神社」
９話「罪と罰の天秤」
全２２～２４話の予定（多分、２２話に収まると思う）。
タイトルや大体の内容は全て決まってるので、後は書くだけ。
タイトルが何を意味しているかはご想像にお任せします。
また、前日譚として０話や、あるキャラクターの視点から描いた話を３話ほど用意しています。
０話「永劫の？？？」（既に完成）
？？話「沈黙の時計塔」
？？話「？？」
？？話「？？？？？？ ？？」
沈黙の時計塔……。
サイレント……クロック……。
何か思い出すような……。
作中の文章を幾つか抜粋
こんな感じだよ～ってのを少しは伝えたいので、幾つか文を載せます。公開はまだ先になると思うので、多めに。
まぁ、変更する部分があるかもしれませんが。
・１話より（「修人」の朝）
布団から出た上半身に冷たい空気が一気に纏まりついてくる。冬は何だってこんなに寒いんだ……。
すぐにまた中に潜りたい気分だが、裁朶姉（さばたねえ）に殺されかねないので止めておく。
とりあえず服は布団の中で温めておいたので、着替えはそれほど苦ではないが……、これから寒風吹き荒ぶ高校までの道のりを全力疾走しなければならないと思うと、気が滅入る。
（中略）
俺は深く息を吐き、気持ちを切り替え、自分の教室の扉に手を掛けた。Ｉ組の教室は階段のすぐ近くなので楽だ。
どうやら暖房はまだ点いていないらしく、中に入っても肌に感じる空気の温度は変わらなかったが、それは別に良い。
俺は窓側から二列目の一番後ろに位置する自分の席へと向かった。
（修人）「ふー……」
席に着いた俺は、早速、襲い来る睡魔と闘い始めた。今は寒さが加勢してくれるが、暖房が入ったら大変だ。
・１話より（「修人」 帰り道にて）
道を歩いていると、すぐ近くで猫の鳴き声がした。
振り返ると、道の隅っこに黒い猫が居て、じっとこちらを見ていた。首に何か巻いてあるので、飼い猫かもしれない。
……放し飼いか。
他人に迷惑かけたり、交通事故や病気のリスクが高まるから家の中で飼う飼い主は増えていると聞くが、まだいるんだな。
しかし……ここで黒猫に出会うとは、何だか不吉だ。
別に迷信を信じている訳ではないが、良い気分になれないのは事実。
「…………」
・１話より（「修人」と「裁朶」の夕食）
台所でカレーをよそった俺は、裁朶姉の向かい側に座り、そして話を切り出した。
（修人）「裁朶姉も坂力 毅とかいう奴の自殺の話とか聞かされたのか？」
（裁朶）「……それが何？」
裁朶姉は、何故お前がそんなことを気にしているのかという目でこちらを見てきた。
（修人）「ん……いや、藤鍵の友達だったみたいだからさ。あいつ結構落ち込んでんだよ。」
親に告げ口されてはちょっと困る為、坂力 毅について調べていることは伏せておく。
（裁朶）「ふ～ん、そりゃお気の毒。」
裁朶姉は全く興味無いといった感じだ。
俺も藤鍵の友達と知る前はそんな感じだったが……、こうして見ると酷い態度だ。
・？話より（母親と姉）
謎だ。母さんだけは絶対に他人に見せたくない。父さんとどういう成り行きで結婚したんだか……。聞いても教えてくれないだろう。
（裁朶）「うっさいわねー。」
あぁ、裁朶姉も居たのか。
見ると、テーブルにノートやら教科書やらを広げている。
（修人）「勉強してるのか？ 自分の部屋ですりゃいいのに。」
（裁朶）「この後、録り溜めてたアニメ見る。」
（母）「私も～。」
だからこの二人ここに居たのか。
・？話より（？？）
最初に客を出迎えるのは、ジャングルジム……に似た巨大なオブジェ。
第一関門と呼べる程、突破に苦労はしなさそうだ。
しかし――すいすい潜り抜けていくと、目の前に見上げる程高い壁が立ちはだかった。
壁のあちこちには人体のパーツを模した突起物が取り付けられている。
（中略）
俺は始めに胃袋を模した突起物を握ってみた。
すると、ぐちゃっと音を立てて凹み、中からぬめぬめとした赤色の液体が噴き出てきた。
どうやら絵具のようだが、生温かい。ハズレもあるようだ。硬そうな物を掴んで登るしかない。内臓系はアウトと考えていいだろう。
・？話より（？？？？？？？）
こちらが見えているのかどうかは分からないが、俯いたままピクリとも動かない。
もしかしたらただの人形かもしれないが、いずれにせよ、近付かなければ確かめられそうにない。
だが床には筆やパレット、定規、スケッチブック等の画材道具が散乱しており、足の踏み場が無い。
下手に踏ん付けると何か起きるかもしれない……。
そんな恐れから、俺は抜き足差し足で慎重に進んだ。
・？話より（「修人」と「レミ」）
（レミ）「ーっ！ メンテナンス延長されてる……。」
（修人）「他のことしてりゃいいだろ……。」
（レミ）「すぐにやりたい気分なの。」
（修人）「依存しかけてるじゃないか……。」
（中略）
（修人）「俺も前にソーシャルゲームやったことあるけど、一ヶ月も続かなかったな。」
（レミ）「理由は？」
（修人）「紙の小説が恋しくなるくらいストーリーが薄っぺらい。
ガチャがギャンブル。
廃課金には勝てない。
ユーザー同士の不毛な争いが見るに堪えない。」
（レミ）「それは凄く分かるけど……。」
（修人）「何より時間をかなり食うだろ。それより将来のこと考えて勉強するか身体を鍛えるかした方がいいって。」
（レミ）「ん～、それは正論だけどさー。うおっ！？」
（修人）「何だ？」
（レミ）「星５キター！！」
（修人）「確定演出ってヤツか……。」
（レミ）「ああ～！ ああ……被った。」
（修人）「…………。」
・？話より（？？ ？？？？？）
周りの優しさが辛かった。
またその優しさを裏切ってしまったら……。
（中略）
こんな気持ちでいたら……きっとまた死なせてしまう……。
そんなことは分かっているのに。
どうしたらこの思いを消せるのか……。
・？話より（「修人」 とある悪夢にて）
だが――走れない。
いや、走ろうとはしている。しかし、どういう訳か身体のスピードが遅い。
（修人）「っ……！？」
現実では到底有り得ない現象。修人は突然襲い来た未知の感覚に困惑した。
水の中でもないのに、動きは酷くスロー。
このままでは簡単に追い付かれてしまう！
今後の予定
目指すは１話の公開。
まぁ、その時は暇潰し程度にどうぞ。
コミカルなシーンはありますが、ホラーなんで、グロいのとか苦手な方は注意。
後、大量の蟲が出現する回もあるので……気持ち悪いものに耐性が無い方も注意。
イラストは……グロいのはちょっと自主規制するつもり。
↓以下の作品が平気な方は大丈夫。
・ゲーム
「サイレントヒル」
「クロックタワー」
「バイオハザード」
「零」
「デメント」
「ナナシノゲエム」
「イケニエノヨル」
「リトルナイトメア」
「OUTLAST」
「P.T.」
「PSYCHO BREAK」
「The walking dead」
「Hollow Knight」
「ＴＨＥ 大量地獄」
「カオスチャイルド」
・アニメ
・「屍鬼」
・「Another」
・「モノノ怪」
・「GREGORY HORROR SHOW」
・映画
「呪怨」
「魔女の家」
「青鬼」
「殺戮の天使」
「Ｉb」
「カクサンキボウ。」
まだ他にもあったと思うけど、タイトル忘れてるので、思い出したら追加しますね。
小説の方はこれらの影響を強く受けてる部分もあるかも。
