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アニメ「ID : INVADED イド:インヴェイデッド」第10話 感想

今回の内容

アニメ「ID : INVADED イド:インヴェイデッド」の第10話INSIDE-OUTEDⅡ」の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当異端のネシオ』「異常性クラスメート編」より――

天瞑あまくら 幽鵡かすむ」「薄浦うすうら かげり」「死瑪しば 遊餓ゆうが」「只乃やの 博人ひろと」「菊池きくち がい」の5人。

イドシテミル

 

え? ミヅハノメ

ええ、ヒカルさんに頼んでコックピットまで再現してもらいました。

カスムさんも中で名探偵になってみませんか? ちなみに私の名前は佐伯井戸――

いやいやいや、再現したってそんな簡単に……。

そもそもこの世界に思念粒子はないだろ。そこら辺はどうしたんだ?

……つまらないこと聞きますね。勿論、お遊びに決まってるじゃないですか。

でもよく作ってくれたね。あの偏屈なヒカルさんが。

お金を出して適当に煽ったらやってくれました。

う~む、名探偵ごっこか。俺には相応しくないな。

僕は興味あるよ。アニメを観終わった後で確認させてもらおう。

ちなみにワクムスビもありますよ。

そういうの勝手に作っちゃ駄目なんじゃないのか。

まぁ厳密にはそうだけど、悪質でなければ見逃されるだろうね。

<<きゅいいいん!>> あら、シバさん思念粒子が取れました。

は?


ID:INVADED(1) #BRAKE-BROKEN (角川コミックス・エース)

第10話視聴開始

 飛鳥井木記病室を訪れ、顔削ぎを排除したことを彼女に報告する鳴瓢

 続けて彼は彼女の夢の中で見た花火のことを尋ねる。

 一週間前の夢で見た花火は昨日の夜のことだった……。

 それを聞いた彼女は、入ってきた人間の気持ちや計画が、夢に影響を与えることがあると話す。

 つまり、飛鳥井木記の夢は予知夢のようなもの……。

 鳴瓢は思う――これまで起きたことが全て夢だったとしたらと……。

鳴瓢ならば引き続き、やれることはある。

ほんと前回に引き続き、驚きの事実が判明していくね。

ああ。まさか飛鳥井木記が本当に能力者だったなんてな。

これだから女は大嫌いなんだ……。

飛鳥井と白駒

 またしばらく経ったある日、鳴瓢百貴と共に飛鳥井木記の見舞いに訪れた。

 そこで見たのはなんと、彼女と話す白駒 二四男の姿。

 彼らの関係とは……。

飛鳥井木記の能力はミヅハノメと似ている。白駒 二四男が彼女を利用し、あのシステムを完成させたのは間違いないだろう。

しかし、一体どのようにして?

能力の仕組みを詳しく解析出来れば、何とかなるんじゃないか?

溶ける飛鳥井

 飛鳥井木記の苦しみを終わらせるべく、元凶であるジョン・ウォーカーに狙いを定め、その手掛かりを集める鳴瓢

 しかし彼女は、生きている限り夢は終わらないと話す。

 記憶が繰り返し繰り返し自分を殺すのだと……。

 また、彼女はもうすぐ自分が自分で無くなる――溶けて世界に溢れ、混ざり合ってしまうという衝撃の告白をする。

 人間らしく終わりたいと言い、期待の眼差しを向けてくる彼女に鳴瓢は……。

鳴瓢出来ませんよそんな……。

ここで殺して欲しいって意味……だよな?

女の頼みを聞く気はねぇ。お前は生きて苦しみ続けろ障害者。

飛鳥井木記を生かすことについては賛成だよ。多分ここはイドの中だし、このまま現実通り生きてもらった方が都合が良いだろう。

う~ん……私もこの空間はイドの中だと考えているのですが、全然排出がされないのはどういうことだと思います?

時間の流れ方が違うだけだろ。大した問題じゃない。

飛鳥井と病院の謎

 夜――鳴瓢百貴から飛鳥井木記失踪を知らされる。

 看護師13人が病室に踏み込んだ順番に昏睡状態になったが、薬物が使用された形跡は無く、防犯カメラには不具合が生じていて、何が起こったかは分からない。

 意識を取り戻した看護師達の話を聞いたところ、全員同じ夢を見ていたらしい。

 更に飛鳥井が何らかの能力の持ち主で、病院研究対象になっていたという話も……。

え~と……何も知らなきゃ頭がパンクするなこれ……。

夢を介在させた無意識への侵入の研究……しかし、白駒にはアリバイがあると……。

ほんとにアイスクリームみたいに溶けて無くなった訳じゃねーだろうな……。

遭遇

 穴あきの被害者を見かけ、富久田のことを思い出した鳴瓢

 飛鳥井木記はいなくなったが、彼は殺人鬼を排除すべく再び単独行動を始める。

 しかし、そこで彼は、驚くべき人物と出会う。

穴あき……。ようやく時間が第1話の手前まで来たね。

って、この声はもしかして……。

ようやく出やがったか……。

世界の崩壊

 本堂町との出会いで、ここがイドの中のイドだと知ることになる鳴瓢

 この世界をすっかり現実だと思い込んでいた彼は、彼女の言葉を必死に否定するが、出会う筈のない2人が出会ったことで世界は壊れ始め、認めざるを得なくなる。

ああっ。幸せな夢が終わってしまう……! 家族が消えてしまう……!!

嬉しそうに言うなよ……。

まぁ、この展開は覚悟出来てただろ。

後悔

 妻や娘との思い出が走馬灯のように頭に浮かんでくる。

 本当の自分は現実にいるのだ。妻も娘もいない現実に。

 鳴瓢は涙を堪えながら、家族との会話を済ませる。

鳴瓢一緒にいられなくて、本当に悔しい……!

ここまで大切に思えるものがある人間は羨ましいよ。

ヤノには無いのか?

当たり前だろう。君達と違って、僕には弱点――弱みなど1つもない。

俺にはそっちの方が羨ましいよ。

素晴らしい世界の終わり

 今頃になって排出ボタンが押され、世界から追い出される鳴瓢

 彼は本堂町に全てを託すことにする。

ところで本堂町の方はどうやってイドから出るんだ?

鳴瓢は自分のイドに潜れねーから……。

あら、詰んでますね。

いや、まだ一人いるよ。本堂町君と関わった彼女がね。

裏切り

 砂漠の世界に戻り、記憶を失った鳴瓢

 しかし、彼は改めて自分の腕の痕を見て、時計泥棒などいなかったことに気付く。

 最初、カエルちゃんの手首と自分達の手首は結ばれていたが、穴井戸によってほどかれたのだ。

 何故そんなことをしたのか……。

 なんと彼は……現実の記憶を失ってなどいなかったのだ。

はっ!?

ハハハ! 記憶を失わないってことは、今までイドで死にまくったのも演技か。

頭に穴あけてたら記憶失わないってどういうことだよ?

だいぶ都合が良いというか、最早、得体が知れないね。

井戸端はどうして気付かなかったんだ?

確か、最初穴井戸からの情報が届いてなかった筈だ。

そうか、その間に……。

ドグマ

 流砂に飲まれ死んでいたのは鳴瓢。ここは百貴イドなどではなく、鳴瓢本人のイドだった。

 井戸端穴あきに騙されていたことを知った時にはもう遅く、鳴瓢ドグマに落ちてしまう。

 巻き起こる砂嵐――その中で彼は叫ぶ。

酒井戸ジョン・ウォーカー!?

自分のイドの中にジョン・ウォーカーか……。屈辱だろうな。

こうなったらもう皆で穴あきに頭下げて本堂町を救出してもらうしかないな。

う~ん、穴あきは何でこんなことを?

黒幕と繋がっていたとは思え……いや、ドグマ落ちを知っていた可能性があるのか。

ふふふ、私はドグマに落ちた鳴瓢さんが想像を絶する活躍をすると思います。

私はまだ穴あきさんのことを信じていますよ。

そうなるなら良いけど……。

第10話終了

 

さて、それではヤノさんにはこれからシバさんイドに潜ってもらいます。

シバ君殺意の理由なら既に見当がついているんだが……。

すー……あんまいい気分はしねーな。何か知ってもぺちゃくちゃ言いふらすなよ。

それについては安心したまえ。僕の口は世界一堅い。

ちなみにこのワクムスビ恐怖思念粒子も採取出来る設定です。今後、全ての感情に対応する予定なので、楽しみにしておいてください。

別のものが出来つつあるぞ……。