「トマトアドベンチャー」をイメージしたデッキのネタ解説になります。
※「トマトアドベンチャー」を知らない方には分からないネタもあります。
「トマトアドベンチャー」について
トマトアドベンチャー4コマまんが王国 (アクションコミックス)
2002年1月にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された任天堂の隠れた名作。
開発は「マリオ&ルイージRPG」シリーズで有名なアルファドリームで、この作品はそれよりも前に作られました。知っている方がプレイすれば、あの作品のアクションコマンドやキャラクター達の個性的なリアクションが、このトマトアドベンチャーから受け継がれたものであることに気付くことでしょう。
残念ながらアルファドリームはもう無くなってしまったので続編は望めませんが、今尚、色褪せない面白さを持った作品なので、これからも生まれてくるであろうトマトが嫌いな子ども達には、是非一度プレイさせたいですね。
メイン・EXデッキ解説
・《プランキッズ・ドロップ》《プランキッズ・パルス》《プランキッズ・ランプ》《プランキッズ・ロック》
遊戯王 DBHS-JP016 プランキッズ・ドロップ (日本語版 ノーマル) デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズ
物語の舞台であるケチャプー王国の住人達。リンク1の《プランキッズ・ミュー》の登場により、1枚からでも展開ができるようになった。
王国ではトマトが嫌いな人々は「ドロッパーズ」と呼ばれているので、《プランキッズ・ドロップ》は名前的にも良い感じ。
・【スピードロイド】《音響戦士ロックス》《フルール・ド・バロネス》《召命の神弓-アポロウーサ》
遊戯王 SRダブルヨーヨー ブースターSP ハイスピードライダーズ(SPHR) シングルカード SPHR-JP003-N
《ベイゴマックス》《ダブルヨーヨー》《電々大公》は、順にギミック(武器)「けんかごま」「はぐるまヨーヨー」「でんでんだいこ」。
《吹持童子》は、仲間のソフビーを助けたつなひきドールというアイテム。
《カールターボ》は、オイスタウンの地下レース場のダッシュパネル。
《コルク―10》は、国王アビーラが作り上げた、永遠にキッズのままでいられる銃「スーパーキャラクッカー」。
《マッハゴー・イータ》は、ギミックパレスに出現するモンスター「ほしくずトマト」。
《音響戦士ロックス》は、ナンプラグーンのロックバンド「バルビー」や、スーパーキッズの「アウチ」。
《ベイゴマックス》は手札から特殊召喚できる上、サーチ効果を持つので、《タケトンボーグ》をサーチし、上振れ目指してシンクロやリンクモンスターを展開していくと良い。
風属性で強力なのは《バロネス》と《アポロウーサ》なので、それらが最終盤面に並ぶのが理想。
・《怪粉壊獣ガダーラ》《夢迷枕パラソムニア》
遊戯王OCG 怪粉壊獣ガダーラ ノーマル EP16-JP025 遊☆戯☆王ARC-V [EXTRA PACK 2016]
風属性の【壊獣】モンスター。
ネタとしては、ギミックパレスに出現するモンスターである「モゲハ」。
《パラソムニア》は、バルサミドームで入手するアイテム「ユメまくら」。
この2枚は相性が良いので、合わせて使いたい。
・【ヌメロン】カード+《テラ・フォーミング》
遊戯王 CP20-JP026 ヌメロン・ネットワーク (日本語版 スーパーレア) コレクションパック 2020
ラストステージ「ギミックパレス」と、主人公達の行く手を遮る頑丈な壁。
この壁は各地のボスを倒して集めたトイパーツを使い、破壊することになる。
【ゲート・オブ・ヌメロン】モンスターは基本、戦闘では破壊されないので、その辺りは再現できていると思う。
《ヌメロン・ネットワーク》のサーチは《ヌメロン・ウォール》か《テラ・フォーミング》を使う。
攻撃を終えた【ヌメロン】モンスターは《アポロウーサ》の素材にしよう。
・《灰流うらら》《増殖するG》《禁じられた一滴》《墓穴の指名者》《激流葬》《無限泡影》
遊戯王 ROTD-JP065 禁じられた一滴 (日本語版 スーパーレア) ライズ・オブ・ザ・デュエリスト
環境デッキ対策として入れたカード達。
この内、《禁じられた一滴》《墓穴の指名者》《激流葬》《墓穴ホール》はネタがあり、順にアビーラの「特製トマトジュース」、タルタルバレーではてなキッズが出すスペシャルクイズ、マヨホールの最後で流された主人公達、マヨホールもしくは後ろに墓が見えるので、タルタルバレーの墓場。
・《プランキッズ・ハウス》《プランキッズの大暴走》《プランキッズ・プランク》《プランキッズの大作戦》
遊戯王カード プランキッズ・ハウス(スーパーレア) デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズ(DBHS) | フィールド魔法 スーパー レア
主人公達のギミックを作ってくれるハンゾ兄弟のラボ。
基本的な動きは普通の【プランキッズ】と同じでいいが、EXデッキの【プランキッズ】モンスターの数が少ないので、墓地に行ったカードは《プランキッズ・プランク》などでしっかり回収したい。
・《ハーピィの羽根箒》《ツインツイスター》《ライトニング・ストーム》
ツインツイスター ノーマル 遊戯王 精霊術の使い手 sd39-jp029
《ハーピィの羽根箒》は、敵が使用する技「おじゃまパタパタ」。
《ツインツイスター》は、ソフビーの初期ギミック「ちょうせんぷうき」。
《ライトニング・ストーム》は、ギミック「でんでんだいこ」か、キャラクターの感電や痺れるリアクション。
《プランキッズ・ロアゴン》を入れていないので、魔法・罠の除去はこれらのカードで行う。
・《エネミーコントローラー》
遊戯王カード SDKS-JP028 エネミーコントローラー(ノーマル)遊☆戯☆王 [STRUCTURE DECK -海馬瀬人-]
トマトアドベンチャーのアクションコマンドシステムの再現。
《エネミーコントローラー》は、正しいコマンドを入力すれば、相手モンスターの表示形式を変更したり、コントロールを奪うことができる。
・《ワン・フォー・ワン》《プランキッズ・ロケット》《プランキッズ・ミュー》
特にネタは無いが、展開をサポートしてくれるカード達。
一番優秀なのはリンク1の《プランキッズ・ミュー》で、1体の【プランキッズ】から《プランキッズ・ドゥードゥル》のリンク召喚に繋げられる。
・《プランキッズ・ドゥードゥル》《プランキッズ・バウワウ》
プランキッズ・ドゥードゥル パラレル 遊戯王 ヒドゥン・サモナーズ dbhs-jp020
《ドゥードゥル》はバルサミドームにいた鳥「ポポック」と「ククッポ」。
《バウワウ》のイラストにもいるブルドッグは、オイスタウンの地下に逃げた凶暴な飼い犬「ポチ」という扱い。
遊戯王 DBHS-JP021 プランキッズ・バウワウ (日本語版 ノーマル) デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズ
《ドゥードゥル》は【プランキッズ】魔法・罠カードをサーチする効果を持つので、早めにリンク召喚したい。
・《プランキッズ・ハウスバトラー》
プランキッズ・ハウスバトラー シークレットレア 遊戯王 ヒドゥン・サモナーズ dbhs-jp019
【プランキッズ】の強力な融合モンスター。
墓地の《プランキッズ・ミュー》を除外すれば全体除去効果をリリースせずに放てるので、使いどころによっては相手にかなりの打撃を与えられる。
ちなみに《ハウスバトラー》は主人公の仲間であるアレサが作ったメカという扱い。
サイドについて
・《カタパルト・タートル》
スーパーキッズのアウチがいる「アウチシアター」。亀の形をしている。
見た目を重視するなら、《ゴラ・タートル》の方が近いが、【ヌメロン】との相性を考え、《カタパルト・タートル》を優先した。
・《デコイロイド》《ジェントルーパー》
【シングルカード】遊戯王 デコイロイド POTD-JP010 ノーマル
《デコイロイド》は主人公のデミルが使うギミック「スニー・カー」。赤い車なのでこれがぴったり。
《ジェントルーパー》は主人公の仲間である「ソフビー」。体が緑色ではないが、体型や服装が似ている。
遊戯王カード 【ジェントルーパー】ST13-JPV07-N ≪スターターデッキ2013 収録≫
この2枚のカードはどちらも自分以外のモンスターに攻撃させない効果を持つので、並べると相手の攻撃を封じることができる。
《ジェントルーパー》の方は相手の攻撃宣言時に手札から特殊召喚できるので、バトルフェイズ中にロックを完成させることが可能。
・《キャシー・イヴL2》
遊戯王カード キャシー・イヴL2 サベージ・ストライク(SAST) | 効果モンスター 光属性 サイバース族 ノーマル
《キャシー・イヴL2》は、ソイシティで登場した「かいとうベリー」。
自分の場のモンスターのレベルを下げるだけで特殊召喚できるが、今のところ役割は思い付かない。
・《サイバー・ドラゴン・コア》《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》
遊戯王カード サイバー・ドラゴン・コア(ノーマル) サイバー流の後継者(SD41) | ストラクチャーデッキ 効果モンスター 光属性 機械族
《サイバー・ドラゴン・コア》《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》は、ギミックパレスに出現するモンスターである「トマトばこ」と「ガタピシドラゴン」。
《サイバー・ドラゴン・コア》は、フィールドでは「サイバー・ドラゴン」として扱えるので、相手の機械族モンスターと共に墓地に送って、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を特殊召喚したい。
環境デッキでは【閃刀姫】や【ドライトロン】が機械族を使うので、チャンスはある。
・《アイアンドロー》
遊戯王 アイアンドロー(レア) コレクターズパック 2018 CP18-JP034 Collectors Pack 2018
ギミック「マグネハンド」。
場に機械族の効果モンスターが2体存在する場合、2枚ドローできる効果を持つ。
このデッキで場に並ぶ機械族は【スピードロイド】だが、中々発動させるタイミングが難しい。
・《貪欲な壺》
遊戯王 SR10-JP031 貪欲な壺 (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK R - マシンナーズ・コマンド -
・《おかしの家》
遊戯王 CP19-JP004 おかしの家 (日本語版 ノーマル) コレクションパック 革命の決闘者編
お菓子をモチーフとした家が沢山あるのはオイスタウン。
効果は相手モンスターをマンプクにして破裂させるというもの。
《パラソムニア》と役割が似ているので、どっちを入れるかはお好みで。
・《カイザーコロシアム》
遊戯王 SD38-JP031 カイザーコロシアム (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK - 混沌の三幻魔 -
オイスタウンにある「ラードコロシアム」。
発動しておくと相手が自分よりモンスターを展開できなくなる為、相手のデッキによっては大きな効果を発揮する。
《プランキッズ・バウワウ》が相手ターンに自身をリリースして発動する効果を持っているので、モンスターを特殊召喚する効果にチェーンして発動し、自分フィールドのモンスターの数を減らすことで、その効果を不発に終わらせることもできる。
・《星に願いを》
遊戯王 ORCS-JP052-N 《星に願いを》 Normal
タルタルバレーのマジカルツリーと、願いを叶えるお星さま。
ステータスが同じモンスターのレベルを合わせるので、【プランキッズ】で使いやすいが、エクシーズ召喚はあまりしないデッキなので、重宝はしない。
使うなら、同じサイドデッキの《バグースカ》を入れること。
・《ムーン・スクレイパー》
【 遊戯王】 ムーン・スクレイパー ノーマル《 エクストラパック ソード・オブ・ナイツ 》 ep13-jp030
タルタルバレーのス・クリーム山の山頂にあるムーン教会から行ける月の形をした気球。
現在、表示形式を変更できる岩石族は《プランキッズ・ロック》だけだが、《プランキッズ・ロック》は他の【プランキッズ】の効果ですぐリクルートできるので、割と効果が使える機会はありそう。
・《サン・アンド・ムーン》
遊戯王 WPP3-JP045 サン・アンド・ムーン (日本語版 ノーマル) WORLD PREMIERE PACK 2022
バルサミドームの芸術家が作っていた太陽と月の時計。
相手モンスターの表示形式を変えられるので、主に妨害に使うことになる。
・《単一化》
遊戯王 単一化(ノーマル) サイバネティック・ホライゾン CYHO
イラストに映っている《電池メン―単四型》は、主人公の敵であるアビーラの部下「ブリッキ」&「ゴリッキ」。何となく表情や雰囲気が似ている。
また、電池はギミックを強化するアイテム。
このカードの効果では、モンスターの攻撃力を強化できるので、どちらかというと後者の要素が強い。場に並んだ【プランキッズ】を強化すると強力。
・《No.41 泥酔魔獣バグースカ》
No.41 泥睡魔獣バグースカ レア 遊戯王 コレクターズパック2017 cp17-jp042
デッキを作ってみて……
2022年3月14日の更新で環境デッキとも戦える形に変更。
【ヌメロン】で一気に畳みかけるか、じっくり【プランキッズ】を展開して攻めるかは手札次第。
実際に回して事故も少なかったので、中々良いバランスに仕上がったと思います。
この調子でピーマンアドベンチャーデッキも作りたいですが、やっぱりそれは別のお話。