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アニメ「無能なナナ」第３話 感想

アニメ
今回の内容

アニメ「無能なナナ」の第３話「能力者VS.無能力者」の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 「異端のネシオ」「異常性クラスメート編」より――

「天瞑（あまくら） 幽鵡（かすむ）」「本庄（ほんじょう） 百合（ゆり）」「死瑪（しば） 遊餓（ゆうが）」「落花（おちばな） 千々莅（ちぢり）」「清条（せいじょう） 瑩覼（えいら）」「子蜂（こばち） 蜜栄（みつは）」の６人。

2話の感想はこちら

リスキーゲーム

　

生徒会室 

　

なぁ、前回の時間遡行で１つ気になったことがあるんだが、渋沢は能力を使った後、自分の意思で元の時間に戻れないのか？

自分の意思……？

溺れ死ぬ前に戻ってこれるだろって話だよ。確かあいつ、過去から戻った時、ちゃんと元の位置に戻ってたよな？

う～む……、そこはもう無理だったと考えるしかないな。人に見られないと戻れないとか、過去に戻ったら、疲れですぐには戻れないとか。まぁ戻れたとしてもナナに殺されるだろ。

……後、ナナに関しても１つ。ナナはクラスメートの能力を全員把握し切れてないんだよな？ そんな状態で殺していくのってかなりリスキーじゃねーか？ 別に時間遡行に似た能力か、死んだ人間生き返らせる能力持ってる奴がいたらどうすんだ？ 霊媒くらいあるかもしれないぞ。

まぁ、どの程度か知らんが生き返らせる能力はあるだろう。ＯＰでそんなシーンがあった。

ええ、公式サイトでも明かされていますね。気になったのは、未来念写と死体操作の２つ。ナナさんにとってはかなり厄介な相手でしょう。

でも、殺せるチャンスが何度も巡ってくるとは限らないじゃん。やれる時にやった方が……。

いや、シバの言う通りだ。私ならもっと情報を集めてだな……。

駄目だって。もたもたしてたら心が読めるっていう嘘がバレるかもしれないじゃん！

う～ん、どっちの意見も分かる。とりあえず、心が読めるって自己紹介した時のクラスメートの反応を見るに、本当に心を読める能力を持った奴はいなそうだが……。キョウヤが隠してる能力って何だろうな。

それについては全く検討がつかない。

能力者を集める時に詳しく調べてないのでしょうか？ 殺す為に隔離したのなら、組織の方からナナさんにその辺りの資料が渡ってないのは妙ですね。

やっぱり騙されてるのかな……。

第３話視聴開始

　梅雨の時期の大雨の中、飛び降り防止用のロープが切れている崖から落ち、海に入るキョウヤ。

　自殺……ではないようだが、彼の目的とは……。

現場はそのままか。まぁ、流石に切れたロープを戻しておくのは無理だよな。

今回のサブタイトルは能力者VS無能力者だ。いよいよ反撃のターンだろ。期待してるぜ、キョウヤ。

ふっふっふ。残念だけどあんたの思い通りにはならないよ。だってこの作品の主人公はナナちゃんだからね！

そうだ。幾ら無能と呼ばれようと、ナナは主人公補正という選ばれし者のみに与えられる最強の能力を持っている。まず死なないだろう。

くっ……。

キョウヤの推理力


第3話 能力者ＶＳ無能力者

　ナナオと渋沢が失踪したことで、最近転校してきた小野寺 キョウヤを怪しむクラスメート達。

　そんな中、セイヤはナナに話しかけ、自分の心の声を当ててみてと言い、再び彼女の能力を試そうとする。

　人類の敵とは思われていないようだが……、暗殺者である自分にミスは許されない。

　ナナは優れた観察力で、今回も見事クラスメートの考えを当てる。

　しかし、大事な推理部分は、話を聞いていたキョウヤに持っていかれてしまう。彼も中々頭が良いようだ。

セイヤ君、女の子と相合傘！？ しかも清楚な感じの子！！ 羨ましい！

うるせぇ。んなくだらねーことはどうでもいい。それよりキョウヤのことだ。

う～ん、周りに関心がないように見えて……、キョウヤもナナと同じくらい鋭そうだな。

ああ。実は馬鹿ってパターンじゃなくて安心したぜ。

ナナ VS キョウヤ

　自分と同じく優れた観察力と推理力を持っているキョウヤ。

　彼を警戒し始めたナナは、尾行や会話でその人となりや能力を暴こうとする。

　そうして彼女は、彼が使われていない公務員室で猫を育てていること、友達を欲しがっていること、部屋がかなり散らかっていること、妹が島に行ったきり行方不明になっていることなどを知る。

よーし、いいぞ。本当に人類の敵と戦う為に集められたのかって疑ってるな。当然、疑うだろ。

まぁ、肝心の訓練がゆるゆるだしな。

俺からすればあんなの訓練じゃない。ただの遊びだ。

だろうな。お前の親は二人共軍人……。

ああ。アメリカ海軍の特殊部隊が受ける訓練を知っているか？ 俺はあれを――。

シバ、長い話ならまたの機会にしてくれないか……。

ちょっと気になることがあってな

　自然な流れかどうかは微妙だが、キョウヤと友達になることに成功し、心の中で殺害予告をするナナ。

　しかし、別れ際、彼が見せてきた物を見て、彼女は絶句する。

キョウヤ「見覚えないか？」

　それはナナオの時計……。何故彼が持っているのか。

そうだな。何で時計だけ……。

偶然外れた……って訳じゃなさそうだが。

一体何処にあった？ 海の中じゃ流されてるだろ。

キョウヤの推理

　ナナオが失踪したのは、自分達が転入してきた日の翌日、１３日。

　崖下の岩場にあった時計は、六時十分で止まっていて、これを突き落とされた時刻とするなら、一番怪しいのは夕方ナナオと一緒にいたナナだ。

　しかし……、まだ確信するに足る証拠はない。

俺だったらこの女は監禁だ。疑わしきは罰する。

しかし、他の生徒の同意を得るのは難しいでしょうね。そんな乱暴なやり方では……。

じゃあお前ならどうする？

そうですね。私なら、監禁ではなく、監視をします。私の能力を使えば、ナナさんを２４時間見張ることが可能です。

私はエイラちゃんになら、監禁されてもいいけどなぁ……。

危険分子

　島に疑いを持つキョウヤを危険分子と見做すナナ。

　このままでは気付かれるのは時間の問題である為、彼女は組織に、集めた生徒達の能力の詳細を明かすよう求める。

　しかし組織は、データベースはあると言いつつも、能力が変化するケースもあると言って、中々情報を渡そうとしない。

　長年の実験データから、これが最善の方法らしいが……。

ったく、ぐだぐだ言い訳しやがって、本当かよ……？

少しくらい教えてくれてもいいじゃん！ ナナちゃんが知りたがってるんだよ！？

もし連中が嘘を吐いていれば、ナナなら分かるか……。いや、どうだろうな。

ナナの計画

　キョウヤの能力を炙り出すべく、二人の生徒の失踪について学校側に伝えた後、彼を猫のいた場所まで誘導するナナ。

　今回、彼女が狙うのはガス爆発。

　キョウヤの鼻が利かないことは、部屋の状態から察しがついている。

何……？ あいつ匂いが分からないのか。

おい、嘘だろキョウヤ。お前までデバフかかってんのか。

まぁ、何か落ち着いてるし、爆発が起きても大丈夫な能力持ってんだろ。

そういえばＯＰで炎の中にいたな。シバみたいに攻撃が当たらない能力とかか？

キョウヤの能力

　ガスが充満した部屋でコンロの火をつけてしまい、爆発で全身に火傷を負うキョウヤ。

　作戦は成功し、ナナは部屋の窓から飛び出した彼に近付く。

　…………。

　てっきり能力で回避するかと思ったが、動かなくなった。死んでしまったようで、ナナは拍子抜け。彼女は自然な演技でその場から去ろうとする。

　が――終わってなどいなかった。

　足首を掴まれ後ろを振り返ると、そこには無傷のキョウヤの姿。

　彼は死んでなどいない。

　彼が持っていた能力とは、不老不死だったのだ。

キョウヤ「何故、一番に駆け付けられた？」

は？ 不老不死っておい、何でこんな厄介な奴、島に入れたんだ？ 殺せないとか聞いてねーぞ！

いや、落ち着けオチバナ。どうも無限に使える訳じゃないらしい。

やっぱり弱点あるのか……。だが、当然教えないよな。

知りたければ心を読んでみろ……といった感じですね。でもここはナナさんが本当に心を読めるのかどうか、ちゃんと確かめるべきでは？

ああ。手を緩めるなよキョウヤ。次回、更なる追及を期待してるぞ。

第３話終了

 

エイラちゃん、エイラちゃん。

何でしょうか。

エイラちゃんの能力詳しく教えて！

……。ナナさんの真似事ですか？ 別に構いませんが、一方的に教えるのはフェアではありません。先に貴方達の能力を教えてもらいましょうか。

いいよ。

おい、勝手に決め――

まず私の異能は《ラブリュス》。簡単に言えば、周りに女の子がいればいるほど強くなる斧を出す能力かな。

えっと……。今、出すとどんな感じなんだ？

この部屋には私を含めて４人も女の子がいるからぁ、４人分の力って感じだね。

雑魚じゃねーか。

あ！ 今、舐めたね！？ 女の子を舐めたね！？ 私だって舐めたいのに許せない！

殴るだけじゃないんだよ。他にも女の子の位置とか、身長、体重、スリーサイズを調べる機能もあって、女の子に危険が迫った時に警報だって鳴るんだから！

…………。つまり、何処にいてもお前の目からは逃れられないと？

え？ うん。――あ、こばっちゃん。体重が昨日より0.1kg増えてるね。体には気を付けて。

うおお……。

お前、その能力でナナを潰せるんじゃねーか？

私はナナちゃんの味方だし！！

だが、ナナは女も容赦無く殺すぞ。

大丈夫。その時は私がナナちゃんを人格変わるくらい愛してあげるから。

何する気だよ……。

4話の感想はこちら