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アニメ「無能なナナ」第７話 感想

アニメ
今回の内容

アニメ「無能なナナ」の第７話「ネクロマンサー PART2」の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 「異端のネシオ」「異常性クラスメート編」より――

「天瞑（あまくら） 幽鵡（かすむ）」「本庄（ほんじょう） 百合（ゆり）」「死瑪（しば） 遊餓（ゆうが）」「落花（おちばな） 千々莅（ちぢり）」「清条（せいじょう） 瑩覼（えいら）」「子蜂（こばち） 蜜栄（みつは）」「芽葺（めぶき） 詩与（しよ）」の７人。

6話の感想はこちら


第7話 ネクロマンサー PART2

本当の顔

　

生徒会室 

　

今日は無能なナナ第７話。半分が過ぎた。ナナは今までも何度か危ない目に遭ってきたが、いよいよ被ってたものを脱ぎ捨てたな。

ユウカが能力を偽っていた。ナナとはタイプが違うが、裏の顔もあった。やっぱり、女は信用できないだろ。

う～ん……まだまだキャラいるし、本性隠してる奴、他にもいそうだよな。

そういやＯＰにいた眼鏡の男がまだ出てきてねーが、何だあいつは。

雰囲気的にはナナちゃんの味方っぽいけど。

能力者なのか、無能力者なのか……。エイラさんはどちらだと思いますか？

分かりませんね。公式サイトで明かされているのは、学園の関係者であることと、橘（） ジンという名前だけです。生徒だったならば能力者で、ナナさんの敵ということになりますが……。

生徒だったら生き残ってないんじゃないか？

そうだな。無能力者か、相当強い能力者のどっちかだろ。

第７話視聴開始

ナナ「私は人殺しかもしれないが、死者を弄んだりしない！」

　シンジに押さえ付けられ、遂にユウカの前で本性を現したナナ。

　彼女は不利な状況にもかかわらず、クラスメートにお前達の関係をバラす、彼らは恋人の死体といちゃつくネクロマンサーと自分の言葉、どちらを信じるだろうかなどと、強気な発言でユウカを脅していく。

チッ……。怪力が使えないことはすぐにバレる。ナナの言う通り、ユウカの言葉を信じる奴はいないだろう。

この状況――不利なのはユウカさんということですか。

いや、ここでナナを殺して操った方がどう考えてもいいだろ。死体の能力使えるし、記憶も分かるんだから。

問題は、このクソ女がそこまで頭が回るかというところだ。

ナナの提案

　ユウカの望みはシンジが死んでいると周りに知られないこと。

　そこでナナは１つ提案をする。

　もし自分を解放してくれれば、秘密を守り、今後、ユウカとシンジに手を出さないと。

　ユウカは警戒するが、心を読む能力でシンジの本当の声を聞かせてやると言われ、ときめいてしまう。

え？

終わった。脳みそが腐ってやがる。

まずは自分の頭をネクロマンスしろ、クソ女。

予想通りですが、完全に罠ですね。この提案に乗るのは悪手でしょう。

ナナを殺せって言ってますね♪

　シンジに解放された後、ユウカを煽るような嘘を吐き、部屋から逃げ出すナナ。

　彼女はユウカの能力を攻略するべく、夜の闇に潜みながら、弱点を探る。

　何故彼女の部屋にツネキチのネックレスがあったのか。

　聞かれたユウカは、あっさりと自分の能力の秘密――ネクロマンシーには遺品が必要だということを喋ってしまう。

ナナ（成程。）

何故話した……。

まぁ、ほぼ気付かれてるし、いいんじゃないか？

教える情報に嘘を混ぜてればいいんだがな。

ユウカちゃん素直で可愛いなぁ。ナナちゃんに不意を突かれて転ぶ姿も可愛い！

島に眠る者達

　暗い山の中を走るナナ。

　ユウカが闇の中でも一直線に追ってくることに疑問を抱いた時、彼女は背後から何者かに襲われる。

　それはなんと見たことのない男の死体。

　ユウカ曰く、山には酷い殺され方をした死体が沢山埋まってるとのことだが、一体過去に何があったのか。

　ナナは考える。能力者同士で争ったのか、それとも前任者がいたのかと。

　しかし、そんな話は委員会から聞かされていない。

おっ。何か妙なことになってるな。前任者がいた訳じゃないのか？

じゃあ何故、能力者の死体がこんなに埋まってる？ 同士討ちでもさせたのか？

酷い殺され方……。有事の際は軍が出動するとのことでした。彼らが関わっている可能性もありますね。

ああ……それより見てください。皆さん、とても良い肥料になられていたようで……。御蔭で山の木がすくすく育ちました。

何、和んでるんだ。

間一髪

　暗視能力を持つ死体を操り、追いかけてくるユウカ。

　ナナはシンジが日中、ずっと寮から出てこないことや、寝ていた部屋がかなり暗かったことから、朝日が昇れば能力が使えなくなると推理し、見つけた山小屋の扉に細工をした後、立てこもり、会話で時間を稼ぐ。

　ユウカは小屋の中の死体を操り、ナナを襲わせるが、ギリギリで朝日が差し込んだ為、失敗。

　事無きを得たナナは、隠れてチャンスを待つ。

死体の中にもっと強い能力持った奴いなかったのか……。

何か一瞬で朝になったように見えたんだが、気のせいか？

朝日が昇る時間くらい計算に入れておけよ……ユウカ。

あの。私も一つ気になったことがあるんだけど、死体が白骨化してないのは何でなのかな。能力の御蔭？

いや、地上に放置なら数ヵ月だが、土の中に埋められていれば白骨化まで数年かかるぞ。

確か１話でナナオが転校してきてから半年って話があったな。それよりも前の死体……１年くらいは経ってそうだな。

ユウカ攻略

　ナナを小屋に閉じ込めたと思い込み、すっかり油断していたユウカ。

　彼女は２日目の夜にナナを見つけられず、夜が明けたタイミングで襲われ、シンジの遺品である破れたテストの切れ端を奪われてしまう。

　ナナは小屋の扉に内側からなら簡単に開くような細工をし、脱出後、元に戻しておいたのだ。

　何処までも読まれていたことを知ったユウカは、態度を一変させ、必死に謝りながらシンジを返してくださいと懇願する。

安心しろ。一緒に埋葬してやる。

いや、崖まで連れ出したし、これ殺した後、全部海に沈めるつもりだろ。

ユウカの真実

　ユウカの懇願虚しく、テストの切れ端を崖から捨てたナナ。

　彼女は悲鳴を上げるユウカの後ろに回り、シンジとの思い出話の中のおかしな点について次々と指摘していく。

　映画館での飲み物の位置。デート時の服装。遺品がテストの切れ端などというゴミであること。

　果たして本当に２人は付き合っていたのか？

　ナナは既に彼女の正体が分かっていた。

うわ……。よく気が付いたな。

違和感の正体がはっきりした。こいつは典型的なあれだ。

ワクワク♪ ワクワク♪

僅かな良心

　ユウカはシンジのストーカーであり、彼女こそが火事を起こし、シンジを焼き殺した犯人だった。

　他の女からシンジを取り返そうとしただけだと言い訳し、もっと何か盗んでおけば良かったと笑うユウカ。

　ナナが彼女を殺すことに、もう躊躇いはなかった。

　そして――全てが終わった後、ナナはテストの切れ端を捨てたフリをしたことに疑問を抱く。

　推理が外れ、もしユウカが善人だった場合は、助けてやろうとでも考えたのか。

ナナ（まさかな……。）

おい。何で放火した後、逮捕されなかった。警察は無能か？

こういう作品の警察は大体無能だろ。

シンジの死体が無くなった時、遺族、パニックだったろうな。いや、バレないよう上手く動かしてたのか？

…………思えば、こいつどうやって死体と一緒に島に来たんだ？

細かいことは気にしない！

第７話終了

 

はーい。今日、エイラちゃんに異能を教えるのはあんたね。面倒だから大人しく答えなさいよ。

あぁ？ それが人にモノを頼む態度か？ 土下座しろ、クソ女。

あー、エイラちゃん。実はこいつの能力は脇から毛を伸ばす――

《Dead Angle》。死角に入り込み、あらゆる視線・攻撃・異能の対象外になる能力だ。

これを使えば相手の背後に一瞬で移動することもできるし、銃弾の雨の中を平気で歩くこともできる。

噂には聞いています。確か、私と同じＡ級の能力でしたね。かなり回避に特化した異能のようですが、代償などは？

代償？ ねーよ、そんなもん。

ちなみに、死角を無くそうとしても無駄だぞ。必要なら異空間に入り込むからな。

…………まるで幽霊ですね。

ホント卑怯なのよね～……。あんた実はもう死んでるんじゃないの？

何言ってんだ。俺はここにこうして存在しているし、お前らと意思疎通もできる。十分生きていると言えるだろう？

…………。

ナナだったら、シバの能力も攻略してみせるのだろうか。

無駄だ無駄。異能無効化もカウンターも俺には通じない。全ての対象外だ。

毒はどうです？

…………。

あっ！ その顔、ひょっとして……！ 食べ物に毒が混ざってたらヤバイんじゃない？

残念！ 無駄だ！

うっ！ なら今度試してやるから！

8話の感想はこちら