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アニメ「無能なナナ」第９話 感想

アニメ
今回の内容

アニメ「無能なナナ」の第９話「適者生存」の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 「異端のネシオ」「異常性クラスメート編」より――

「天瞑（あまくら） 幽鵡（かすむ）」「本庄（ほんじょう） 百合（ゆり）」「清条（せいじょう） 瑩覼（えいら）」「子蜂（こばち） 蜜栄（みつは）」「芽葺（めぶき） 詩与（しよ）」の５人。

8話の感想はこちら


第9話 適者生存

行方知れず

　

生徒会室 

　

何だぁ？ 今日はオチバナまで来ないぞ。

生徒会長。それで……シバは見つかりましたか？

いえ……。ずっと能力を使用しているからなのか、私の能力でも……。

あいつら二人共、一人暮らしだからな。家に電話しても誰も出ねぇし……。

………………。

ユリさん。その顔は何か知っていますね？ 私が全て許しますので、どうか話してくれませんか？

あ、いや……。シバに関してはちょっとキツめの罠を仕掛けたけど、オチバナちゃんのことは分からないかな。

心配ですね……。

いや、あいつらが黙っていなくなるのはしょっちゅうだ。待ってりゃその内、帰ってくると思うぞ。

まぁ確かに、トラブルに巻き込まれても簡単に死ぬような奴らじゃないし、心配するだけ無駄かもしれないが……。

…………。それでも私は捜索を続けます。

第９話視聴開始

　羽生（はぶ）と高梨（たかなし）の２人を殺した犯人として、ナナを疑い、彼女の身体検査を行ったキョウヤ。

　しかし、証拠となるような物は何も出ず、彼はミチル達から激しい非難を受ける。

　ナナは悩んだ末、死体の手を日光で溶かし、メッセージの送信ボタンを押させるという驚きの方法をとっていたのだ。

証拠の携帯をキョウヤと会う前に処分するのは安全だけど、アリバイが無くなるか……。

カオリちゃんは 瞬間移動の能力持ってるから、メッセージを見た後、すぐに部屋に行って死んじゃう可能性があったんだね。

アリバイを作る為には、キョウヤと一緒にいる時にカオリが死なないと駄目だ。

どうせリスクがあるなら見返りの大きい方法を……という訳ですか。成程、羽生さんの携帯は死体と一緒に燃やされていたのですね。これではもう見つかりません。

キョウヤさんはナナさんに気を取られ過ぎましたね。

苦渋の決断

　羽生の魂の声が聞こえたと言って、クラスメートを落ち着かせ、彼らから更なる信用を得るナナ。

　キョウヤは心底悔しそうな表情をするが、証拠がない以上、引き下がらざるを得ず、カオリの遺体を預かり、学校へ報告する役割を担う。

　その後、クラスメート達と別れたナナは、足がつく前に毒を手放すことを決める。

ここで捨てるのはもったいない気がするな……。上手くやれば一晩でキョウヤ以外を殺せそうなものだが……。

毒針を刺せてもさ、眠らせるとかしないと反撃されるかもよ？

手っ取り早いけど、ここまで死人が出た今となっては、部屋に入れてもらうのも難しそうだぞ。

う～ん、すまんな。考えるのが面倒になると楽したくなる。

裏の顔

　夜――リーダーとして人類の敵を見張る為、外に出ていたナナ。

　彼女は自分を探しにやってきたミチルに交代を申し出られ、妙な女の子だと思いつつも、言葉に甘えて休もうとする。

　しかし、目を閉じた瞬間――彼女は豹変し、ナナの首元にカッターナイフを当てる！

ミチル「何故、今まで気付かなかったんだ？」

…………！？

なっ……！？ ユウカみたいなのが他にもいるかもとは思ったけど、まさかミチルが……！？

ナナちゃんと同じタイプ！？ それとも偽物！？

橘 ジン

　ミチルに化け、自分の正体を暴こうとする謎の青年――橘 ジン。

　ナナはクラスメート達の前でプレゼントの中身を当てろと言ってきた彼の攻撃を何とかかわし、放課後、再び一対一で話し合う。

　ミチルが本物でないことは、手首の怪我を治していないことから明らかだった。

　能力を見抜かれた橘 ジンは、ナナの前で正体を現し、彼女に取引を持ちかける。

ようやく出てきた……。こいつ変身能力者だったのか……。

しかも先輩だという。まさか生き残りだというのか？

言動からはかなり理知的な印象を受けますが、ここでナナさんに接触してきた目的とは……。

潜む者達

　橘はナナを自分の隠れ家まで案内し、５年前に起きたことや、取引の内容について話し始める。

　自然と始まった能力者同士の殺し合い――。

　逃げ出そうとして始末された者達――。

　生き残って島から脱出した彼は、自分が死んだことにされていると知った後、事件の背景には国家的な陰謀も絡んでいるのではないかと疑い、真相を知る為に島に戻ったのだという。

　そこで彼は、しばらく見逃す代わりに、無差別殺人の理由を語るようナナに迫る。

狙いはナナに命令を出している組織か……。

委員会でしたね。能力者同士が争い殺し合うのは、彼らにとって好都合ですし、５年前の事件にも関わっていた可能性は十分あります。

断れば殺す、か……。本当に単なる興味か？ 国を敵に回す気のようだし、それ以上の理由がありそうだが……。

本物の人類の敵

　取引になど大人しく従う筈もなく、密かに飲み物に毒を混ぜ、橘を殺害したナナ。

　彼女は彼のことを早急に委員会に報告しようとするが、そこで背後より現れた何者かに携帯を奪い取られてしまう。

　それはなんとキョウヤに化けた橘 ジン。

　彼の能力は、変身した人物が持つ能力までコピーするという恐ろしいものだったのだ。

　そしてこれまでの彼の迂闊な言動は、全てナナを油断させる為の演技。

　ナナは心の中で彼を本物の人類の敵だと評する。

ナナ（化け物だ……！）

あらゆるものに変身できるだけではなく、能力まで……。私達の世界では間違いなくＳ級クラスですね。 ミチルさんの能力の代償も、 キョウヤさんの 不老不死で実質無いようなものです。

やばいだろ。こんなのが出てきたら、ナナ、後はもうずっとまな板の上だ。いつでも殺されるぞ。

うう……ナナちゃん、折角ここまで頑張ったのに……！

彼のような能力者を止める為には、やはりナナオさんのような、異能を無効化するタイプの能力者が必要でしょうね。

殺すのは失敗だったってことか……。

第９話終了

 

さて、アニメ終わったけど、何だかエイラちゃんに能力教えてもらうどころじゃなくなっちゃったね。

シバとオチバナを探すのか？ 私は変な事件に巻き込まれるのは御免だぞ。

生徒会長以上のことは俺達にはできないしな。

本庄さん。能力でオチバナさんの位置が分かりませんか？

じ、実は……探せる範囲に限界があって……。

とりあえず、近くにはいない……ということですね。

……ったく、しょうがねーな。クラスの他の連中も使って、目撃者がいないか探す。それでいいだろ。

何かまた大変なことになりそうな予感がする……。

10話の感想はこちら