「46億年物語」をイメージしたデッキのネタ解説になります。
※「46億年物語」を知らない方には分からないネタもあります。
「46億年物語」について
PC版とスーパーファミコン版の2つがあり、今回は後者を再現したネタデッキです。
主人公は大昔の地球に生まれた1匹の魚。弱肉強食の世界で他の生物を倒し、その肉を喰らいながら進化を繰り返すことで強くなっていくという――育成要素を主軸に据えた横スクロールアクション。
登場する生き物はどれも中々個性があり、後半のSF要素も良いスパイスとなって、最後まで飽きることなく楽しめる作品となっています。
ただ、希少なゲームである為、普通に買おうと思ったらそれなりのお値段……。
メイン・EXデッキ解説
・《水の精霊アクエリア》
遊戯王カード 水の精霊 アクエリア ストラクチャーデッキ 凍獄の氷結界 (SD40) | 効果モンスター 水属性 水族 ノーマル
主人公を導く地球の化身「ガイア」。青い髪の美しい女性。
墓地の水属性モンスターを除外して特殊召喚できるが、効果はタイミングの限定された表示形式の変更なので、場に出した後はエクシーズかシンクロの素材にする。
・《超古深海王シーラカンス》と魚族
遊戯王 超古深海王シーラカンス 18TP-JP104 トーナメントパック 2018 Vol.1
海に棲む生き物達。
《貪食魚グリーディス》と《プリンセス人魚》は主人公の進化体。
貪食魚グリーディス ノーマル 遊戯王 ファントム・レイジ phra-jp027

遊戯王 プリンセス人魚 ノーマル BE01 ビギナーズエディション1 遊戯王カード
《魚ギョ戦士》は終盤に出てくる魚人。

遊戯王OCGカード 遊戯王カード 魚ギョ戦士 カードダス BOOSTER2 【ノーマル】型番なし 遊戯王ゼアル
その他はシンクロをサポートする関係で投入。
どれも《シーラカンス》の効果で場に展開できるので、並べたものは《白闘気》や《アーケティス》のシンクロ素材や《マスター・ボーイ》のリンク素材にする。
・恐竜族モンスター
遊戯王 ETCO-JP037 珠玉獣-アルゴザウルス (日本語版 ノーマル) エターニティ・コード
《魂喰いオヴィラプター》と展開に必要な恐竜族、《エヴォルド》《エヴォルダー》の下級モンスター達を採用。
特に《アルゴザウルス》はゲームに登場する、生物の進化を促進するクリスタルに似ている。
《ダイナレスラー・パンクラトプス》は、そのクリスタルの力で進化した恐竜人という扱い。終盤の敵。
・《異形の従者》《進化する人類》
遊戯王 【効果モンスター】 異形の従者 【ノーマル】 日本語 DL5-098
ラスボス。クリスタルの力で巨大化したボルボックス。
相手プレイヤーに直接攻撃できる効果を持っているので、《進化する人類》で攻撃力を上げると相手にかなりのダメージを与えられる。
召喚したターンのみだが、《白鱓》も直接攻撃する効果を持っているので、どっちに使ってもいい。
・《ロストワールド》《化石調査》《究極進化薬》《封印の黄金櫃》
遊戯王OCG ロストワールド スーパーレア SR04-JP021-SR 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-]
・《強制進化》《多様進化》《進化の代償》《進化の特異点》《強制退化》《突然進化》
遊戯王 GAOV-JP059-N 《進化の代償》 Normal
《エヴォルド》と《エヴォルダー》をサポートする魔法・罠カード。どれも46億年物語にぴったりの名前。
戦闘中に突然進化したり、一つの部分を重点的に進化させた所為で他の部分が退化したりする主人公……。
ゲーム内で肉を食べることで稼げるポイントも「EVO.P(エヴォリューションポイント)」なので、この辺りのカードは外せない。
・《一角獣のホーン》
【シングルカード】遊戯王 一角獣のホーン BE1-JP034 ノーマル
あらゆるモンスターにツノを生やせる《一角獣のホーン》。
上位互換はあるが、ネタの再現には必要なカード。
遊戯王/第8期/3弾/CBLZ-JP079 ジュラック・インパクト
フィールドのカードを破壊する効果を持ったカードは何枚かあるが、イラストの恐竜達の様子が46億年物語にぴったりなので《ジュラック・インパクト》を採用。
《大地震》は発動条件が少々面倒だが、相手の魔法・罠ゾーン3ヶ所を使用不能にできるので、ペンデュラムデッキと戦う時に役に立つ。
・《ジュラック・ヴェルヒプト》
・《鳥銃士カステル》
遊戯王 DUEA-JP054-SR 《鳥銃士カステル》 Super
第4章に登場するバードマンという種族。
素材指定の緩いランク4。
・《エヴォルカイザー》《旋壊のヴェスペネイト》
遊戯王 第11期 01弾 ROTD-JP047 旋壊のヴェスペネイト R
《エヴォルカイザー》は、どれも恐竜族を素材に指定する強力なエクシーズモンスター。
《旋壊のヴェスペネイト》は、第2章に登場する敵「ハチキング」と「ハチクイーン」。効果を使い終わったランク4に重ねて出せるので優秀。
レベル6の《エヴォルダー》は入れていないので、ランク6の《エヴォルカイザー・ソルデ》は《進化の特異点》の効果で出すことになる。
・《リンクリボー》《セキュア・ガードナー》
《アルゴザウルス》の効果で《究極進化薬》をサーチした後、《リンクリボー》→《セキュア・ガードナー》とリンク召喚することで、《究極進化薬》のコストを用意できる。
46億年物語のネタデッキにはあまり相応しくない2体だが、代わりが出るまでは我慢。
サイドについて
《烈風の覇者シムルグ》は、第4章のボス「バードマンキング」。

遊戯王 RIRA-JP021 烈風の覇者シムルグ (日本語版 ウルトラレア) ライジング・ランペイジ
弱くはないが、リリースの確保が大変なので没。
《ファイヤーオパールヘッド》は、第3章に出てくる「トロエドン」。

遊戯王/プロモーション/17PR-JP007 ファイヤーオパールヘッド【パラレル】
通常モンスター軸にするとしたら、このカードの出番かも。
《海月―ジェリーフィッシュ》は、第1章に出てくる「クラゲ」。
魚族ではないので、《シーラカンス》で呼び出せないのが残念。
《ドラゴンフライ》《ゴキボール》《サンドモス》は、第2章に出てくる「メガニウラ」「プロトファスマ(ゴキブリの先祖)」「すなくい虫」。

遊戯王カード 【 サンドモス 】 EE4-JP152-R 《エキスパートエディションVol.4》
《デスガエル》は、第3章に出てくる「げんしガエル」。

遊戯王カード デスガエル CRV-JP026N
《暗黒ステゴ》は、第5章の「かくれステゴの森」の「ステゴサウルス」。

遊戯王カード 【暗黒ステゴ】 DE01-JP014-N ≪デュエリストエディション1≫
《ビッグホーン・マンモス》は、第4章に出てくる「マンモス」。ちょうどピンク色の個体がいて、名前は「マンモスギャル」(笑)。

遊戯王/第4期/3弾/FET-JP015 ビッグホーン・マンモス R
《時空超越》は、ガイアが出す「時のとびら」。

遊戯王カード CP17-JP033 時空超越(ノーマル)遊戯王VRAINS [COLLECTORS PACK 2017]
恐竜族モンスターを特殊召喚するなら、サーチもできる《究極進化薬》の方が良い。
《海》と《竜巻海流壁》は、第1章。
《大噴火》《絶滅の定め》は第3章のネタ。

遊戯王/第9期/EP16-JP048 絶滅の定め
《テールスイング》は尾を使った攻撃。相手モンスターを2体バウンスできるが、《究極伝導恐獣》で除去した方がいいのでサイドデッキに送った。
デッキを作ってみて……
恐竜関係のカードがだいぶ余っていたので、何か作れないものかと考え、『46億年物語』のことを思い出しました。
《シーラカンス》を出すのが少々手間なので、最初は恐竜、次に魚といった感じで展開するのが理想です。歴史を逆行してますが……。
《揺海魚デッドリーフ》と《デュガレス》を入れれば割と出しやすくなると思いますが、デッキ枚数を46枚に合わせたかったので断念。
そこまでこだわらないという方は自由に改造してみてください。