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アニメ「SCARLET NEXUS」第６話 感想

アニメ
今回の内容

アニメ「SCARLET NEXUS」の第６話「破滅の明日」の感想です。ネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 『異端のネシオ』『ケロタン』より――

「ネシオ」「ミスティ」「ケロタン」「アグニス」の４人。

5話の感想はこちら

シックス・センス

　

フフフ。時間跳躍能力が出てくる作品は数多いが、世界への影響があまりに大きい為、整合性を取るのが難しくなりがちだ。扱いには細心の注意を払う必要がある。

ああ……、５分前とかだったら余裕だけど、百、千年前とかは流石にハード過ぎるよな。

スカーレットネクサスも心配だ。どれだけ過去に戻るんだ？

それは言えねーよ。ちょっと明かされてない部分もあるから……。

整合性はどうなんです？

う～ん……ラストがちょっと都合が良過ぎるような気がした。レッドストリングスがとにかくヤバい代物だからさ。

それはいかんな……。時間跳躍に何の制限も無ければ、どれだけ滅茶苦茶なことになるか分かるだろうに。

まぁ、ユイトとカサネは自分達の力の使い方についてよく考えるから……大目に見てくれ。アニメではそういったシーンがあるか分からないから、今の内に言っておくけど……。

第６話視聴開始

　赤い糸に導かれ、荒廃した世界で目を覚ましたカサネ達。

　彼らは反乱を起こしたカレンのことが気になり、一旦スオウへと戻るが、そこも他の場所と同じように廃墟と化していて、戸惑うばかり。

　そんな中、カサネはスオウの研究施設にて、ユイトが発見したアンプルと同じものを見つける。何故、ここにこんなものがあるのか……。

 

セイラン軍がいた場所に落ちていた物だったな。スオウで作られていたものなのか……？

ひょっとしたら違法薬物かもしれない。一体どんな効果があるのか気になるな……。やはり舐めて確認を――

んー、軍が使っていたとすると、やっぱりドーピング……。脳力を一時的に強化したりするもののような気がしますね。

お、ミスティ。既プレイか？

あはは。当たっちゃいました？

餌食

　突然その場に現れたカレンに不意を突かれ、後ろから頭を掴まれてしまうカサネ。

　気付いたキョウカ達が助けに入るが、カサネはブレインイーターによって、脳力をコピーされてしまう。

　何故、カサネがカレンに狙われたのか……。

　シデンは、カレンなら既に念力は持っている筈だと言う。

カレン「やっと助けられる……。」

 

これは分かってますよ！ カサネさんのレッドストリングスをコピーしたんですね！？

だと思うが、カレンもキョウカ達と同じようにカサネの脳力に巻き込まれたのか……。

フフ……。やっと助けられる、か。カレンの目的が見えたな。

家族か恋人か、大切な誰かを亡くして、それを助けようとしているんでしょうか？ 時間跳躍脳力で。

そう、カレンはほむほむなんだ。執念が凄いぞ。

何となく……女の匂いがするな。

レッドストリングス

　研究施設から出たカサネ達は、そこで笠を被った男――未来のユイト・スメラギと出会う。

　彼からここが２０２０年ではなく、５０年後――２０７０年のスオウだという衝撃の事実を告げられ、驚くキョウカ達。

　彼らは突然カサネを残して消えてしまうが、ユイトが言うには、時空を超えた先の世界に存在できるのは、時間跳躍脳力――レッドストリングスを持つ者だけらしい。

　そう、カサネの本当の脳力は、念力ではなく重力を操作する力、次元を操作する力だったのだ。

 

成程な、ケロタンの情報通りのようだ。しかし、とても人間一人に備わる力とは思えんな。

そうですね。ちょっとこの設定は受け入れ辛いと言いますか……、まぁ、ここにも一人とんでもない能力者がいるんですけど……。

お、何のことだ？ 俺は時間を跳躍するなんてとんでもないことはできないぞ？

俺はできるぜ！！

嘘を吐くな、嘘を。

絶望の英雄


第6話 破滅の明日

　カサネは未来のユイトから、世界が荒廃することになった原因は、自分達の脳力が共鳴したことで、消えずに残り続けた疑似ブラックホール――クナドゲートだと聞かされる。

　それはユイトが脳力を使う度に大きくなっているようで、彼はゲートが成長し、手遅れになる前の時間に戻り、自分を殺すようカサネに頼み込む。

　自分が消えて脳力の影響が無くなれば、クナドゲートは消滅するのだという。

 

う～む、カレンがこうなるよう誘導したとはいえ、たった二人の脳力者の所為で世界が滅びるとは何たることだ。

これはオープニングで歌われている通り、世界に嫌気が差しますね。

あぁん！？ ディスってんのか！？

要は、まどマギのほむらが歴史を改変し、まどかを救うのを止めるようなストーリーな訳だろう？

いや、それだけじゃないから！

HAHAHA！ 分かってるぞ、ケロタン。国民を家畜として扱うような政府も何とかしなきゃな。

おう！ 問題は山積みな訳よ。カレンはその一つに過ぎない。

大罪人

ユイト「俺を殺してくれ！ 世界を救う為に！ 未来を救う為に！」

　レッドストリングスは感情の起伏によって発動すると言い、あえて怪異を誘き寄せるユイト。

　彼は最後に、自分が死なずに済む方法を探す為、大勢の人間を超脳力研究の材料にしてしまったことを告白する。

　そう、ナオミのように怪異に変えてしまったのだ。

　ユイトはショックを受けるカサネの前で、怪異に襲われ壮絶な死を遂げる。

　それを見たカサネは、遂にセトが死んだ時と同様に、レッドストリングスを発動させるのだった。

 

あー、ここでまた補足な。未来のユイト。ゲームでは自殺の際、泣き叫んだりせず、もっとクールに死んでいきます。

え。あんな情けない感じじゃないってことですか？

んー。しかし、それならアニメの方が良いではないか。自分の行いを悔いているということが伝わってくる。

いや、そうなんだけど、下手したらとんでもない馬鹿に見えるから……。

HAHAHA！ 安心しろ。誰だって死ぬのは怖い。ユイトの苦しみは理解できるさ。

まぁ、な……。カサネが来ることはアラハバキから聞いたのだったな。それを信じて待ち続けて、ちゃんと情報を託した上、レッドストリングスのトリガーとなった。ユイトはよくやったと思うぞ。哀れでならない。

真相

　元の時間に戻ったカサネは、透明化の脳力を使いながらシェルターに向かうカゲロウを目撃する。

　彼のことが気になり後を追っていくと、そこではなんと何者かに刺され、死にかけているジョウ・スメラギの姿があった。

　もう手遅れだと知ったカサネは、彼に質問し、ナオミを怪異化させた組織の正体を確かめる。

　無言で頷くジョウ・スメラギ。やはり、ニューヒムカ政府だったのか……。

 

超脳力の研究だからって、人を怪異にするなんて……。

果たして本当に必要な犠牲なのだろうか……。

ところでお前ら、ユイトのパパを刺した犯人、誰だか分かるよな？

カゲロウだろう？ 行動が怪しいし、あの透明化の脳力は暗殺向きだ。

でも、一体どうしてカゲロウさんが議長を……？

それはまだ教えられないな。

約束

　凶器のナイフを拾ったところを、駆け付けたユイトに目撃されてしまうカサネ。

　彼女は未来のユイトとの約束を思い出し、誤解を解くことはせず、そのまま彼に襲い掛かるが、すぐにユイトの仲間が駆け付けた為、退かざるを得なくなる。

　その後、仲間と合流したカサネは、未来のユイトから聞いた内容を彼らにも伝える。

　ユイトを殺さなければ、世界が滅びると……。

 

付き合わされる仲間は堪ったものじゃないな。

フフフ。あの場で誤解を解かなかった所為で、議長殺しの犯人としてカサネは追われる身だ。味方するのは、相当な覚悟がいるぞ？

まぁ、途中で戻されたとはいえ、皆さん未来の状態を知っちゃってますし、カサネさんと行くんじゃないでしょうか。

二つに分かれる運命

　父親を殺され、傷心のユイト。

　彼はカサネを追っていたゲンマとツグミから、彼らがカレンと共に何処かに消えたことを伝えられる。

　怪伐軍の約半数の裏切りにより、スオウは混乱状態。

　ユイトは兄のカイトから、英雄になるよう迫られる。

 

未来のユイトが語った歴史通りに進んでいるな。

国を再びまとめ上げる為に、ユイトさんを英雄に仕立て上げる……。きっとユイトさんは断れないでしょうね。

まぁ、拒否権ないしな。

第６話終了

　

フフフ。二人の主人公が対立か。今後どうストーリーが展開されるのか、楽しみだな。

う～む、しかし、怪異化したナオミや、人格矯正されたナギ。セイランにトゲツ……、カレン……。残りの話数で全部解決できるか？

いや～、ちょっと不安になってきたわ～。続きはゲームでってことになるかもしれない。

メディアミックスした意味あるんでしょうか……？

アニメを低クオリティにすることで、ゲームの評価を上げる作戦かもしれんな。

7話の感想はこちら