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アニメ「takt op.Destiny」第3話 感想

今回の内容

アニメtakt op.Destiny」の第3覚醒-𝐉𝐨𝐮𝐫𝐧𝐞𝐲-」の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 異端のネシオより――

ネシオ・スペクトラ」「夙吹はやぶき 創太そうた」「桃風ももかぜ 無音むおん」の3人。

小さな「巨人」

 

今回、第3話のメインは『巨人』……。オーストラリアの作曲家、グスタフ・マーラーが作った最初の交響曲だ。

おお、また有名な曲を出してきたな。作曲者によって何度も改訂され、その姿を変えていったという俺好みの――

ん? 今、ちょっと調べてみたけど、題名は後付けで、作品と関連性はあんまりないみたいだね。元がそうならキャラ作りも自由度高そう。

フフフ。知ってしまったか。更に詳しく言えば、その『巨人』という標題。改訂により、削除されてしまっている。悲しいことだ。

やっぱ違うなーってなったのかな。

ああ。元々分かりやすくする為、便宜的に付けられたものだ。作品の顔とも言える標題。マーラーは聴衆に間違った解釈をされることを恐れ、削除したんだ。

へー、そんな曲がどんな性格のムジカートになってるのか、気になるね。

ますます間違ったイメージが蔓延る原因になりそうだが……。はぁ……。

第3話視聴開始

 『運命』の名を持つムジカートとして覚醒したコゼット

 タクトは怒りのままに、彼女に与えられた指揮棒を振るい、次々に現れるD2を倒していく。

 しかし、そんなことをしても胸の痛みは収まらない。

 やがて体力の限界が来たのか、タクト運命が倒れると、自身も力が抜けるように倒れてしまう。

 

おっと、見たか今の。建物の上に別のムジカートがいたぞ。

ああ、あれはキャラ紹介によると、『ニューヨーク・シンフォニカ』に所属するムジカートの『地獄』。コンダクターはザーガンと一緒にいたシントラーだな。

音出してD2を呼んでたのかな? 何か単純だね。ちょっと怪しいなって思ってたし。

まだミスリードという可能性はあるが、D2との戦いに加勢しなかったのは事実だ。

一体、どういうつもりなんだろうなぁ?

レニーとタイタン

 気を失い、自宅のベッドで目を覚ましたタクトは、様子のおかしいコゼットと会い、その後、アンナに、シンフォニカコンダクター――レニーが助けてくれたということを教えられる。

 彼はタイタンというムジカートと行動を共にしており、タクトは彼らと食事をしながら、状況の説明を受けるのだった。

 

見ろ、オネエとロリだ。これがおねロリというヤツなのか。

いや、オネエロリじゃない?

どっちでもいい。重要なのは、信用できる人間かどうかということだ。

イレギュラー

 黒夜隕鉄から湧き出す異質な力が大地に染み込むことで生まれたD2

 それらは相反するエネルギーを持つハルモニア鉱石から生まれたムジカートによって休眠状態に追い込まれ、戦いは終結した。

 ――その筈だった。

 レニーも今回、前触れなくD2が現れた理由はまだ分からないという。

 

成程、既にD2を活動停止にまで追い込んでいたのか……。するとやはり、今回D2が現れたのは――

さて、裏切り者は誰かな。怪しいのが一人、いや、二人いるけど。

待て。シントラーザーガンの右腕。ザーガンの命令という可能性はないのか?

……。今のところ裏があるようには見えない。そう感じるだけだが。

音楽に聴き入る姿とか、前回見れたしね。

イレギュラーな覚醒

 レニーの話では、ムジカート通常、資質を持つ者がシンフォニカの研究所にて、複雑な工程を経て覚醒に至るらしい。

 しかし、コゼットはあの場で自然に覚醒した。

 それは普通では考えられないこと――初めてのケースであると彼は言う。

 

へぇ~、何かトクした気分じゃん。

いや、まだ説明の途中だ。良いこととは限らないぞ。

そうか? 俺は良いことだと思うぞ。二人とも死なずに済んだのだからな。

消失

 ムジカートになった者は、以前の人格とは全く別の存在――

 レニーにそう説明され、ショックを受けるアンナ

 だが、タクトは、事実を把握しようと、悲しむ彼女に構わずレニーに話を続けさせる。

 そして、タクト達は、今の中途半端な覚醒状態のままでは、いずれ命を落とすであろうということを知るのだった。

 

エネルギー調節に不具合……。運命の燃費が悪いのはそれが原因か。

それにじきに死ぬって……。え……何か少しでもメリットないの?

未知のケースだからな。もしかしたら、他のムジカートには使えない力が使えるかもしれないぞ?

う~ん……。まだ運命以外のムジカートがどれほどの力を持っているのか分からない。それを見ないとな。

旅の始まり

 レニーの話を聞き終わったタクト達は、ひとまず運命の状態を安定させる為、シンフォニカの本部があるニューヨークを目指すことにする。

 そこにはアンナの身内もいるらしく、彼らはD2により死の大地と化した場所を避けながら、向かうことにするのだった。

 タクトコンダクターとしての最低限の知識を教える為、途中まではレニータイタンもついてきてくれるという。

 

何だかワクワクしてきたな。

呑気に旅を楽しめる状況ではないと思うが……。

研究所に行って大丈夫なのかな。珍しいケースだからって解剖とかされない?

野生の獣

 出発前に一息ついていると、突然タクトの右腕が消え、運命が姿を消してしまう。

 どうやら緊急事態発生

 運命タイタンよりも先にD2の接近に気が付いたようで、勝手に飛び出していってしまったらしい。

 タクトはすぐに彼女の後を追いかけ、レニータイタンもそれに続くのだった。

 

おや? 曲をかけた訳でもないのに出てきたぞ?

何か……野生の危険動物みたいだね。

……。黒夜隕鉄の力に影響された生物が、D2の正体なんだろうか?

力の代償

 タクトの生命力を食べ、戦う力に変換しているという運命

 彼女はコンダクターに負担がいくのもお構いなしに、D2を攻撃しまくる。

 しかし、その戦い方はとても雑で、素早く動き回る相手に中々攻撃が当たらない。

 そこで駆け付けたレニータイタンが、手本を見せるように、次々と華麗な動きでD2を倒していく。

 実力の差は歴然だった。

 

そうか。調節が利かない訳だから、普通のムジカートより高い能力を発揮できるのか。

でも、素早い敵とは相性最悪だね。全然狙い定まらないじゃん。

俺は豪快なのは好きだぞ。命中率が低ければ低いほど、当たった時の快感は凄まじいものになる。

戦いを楽しんでる間に大惨事になるぞ。

何もない場所

 途中で割り込み、タイタンが倒そうとしていた最後の一匹にトドメを刺した運命

 しかし、攻撃はタクトの家を巻き込み、完全に破壊してしまう。

 だがタクトは、どうせここにはもう何も無いと、特に気にした様子はなく、アンナの車へと足を運ぶ。

 レニー達D2の活動再開のタイミング意図的なものを感じ、不安を覚える中、タクト達最初の目的地――ラスベガスへ向けて出発するのだった。

 

ふむふむ、タクトの父親の死も、何者かの筋書きだったのかもしれない、ということか……。

え。父親も彼女も殺されたなんてタクト君、闇堕ちするでしょ。復讐の鬼と化すでしょ。

まだシントラーと決まった訳ではないが……、彼と『地獄』の動きには注意だな。

第3話終了

 

んー、『巨人』ちゃん。何度見ても『巨人』って感じがしないし、これは間違ったイメージついちゃうね。

……さっきの話の続きになるが、実は『運命』の標題も、『巨人』と同じく、作曲者の本意じゃない。『ベートーヴェンの生涯』という伝記を書いたアントン・シンドラーという人物の記述が元になっている。

運命はかく扉を叩く」……。フフ。ベートーヴェンがそう言ったと、彼は書いていた筈だ。

ああ。だがシンドラーは、ベートーヴェンの残した資料を自分の都合の良いように改竄したり、廃棄したりしていたんだ。それが学会で暴かれ、信憑性は地に落ちた。

悲しきかな、今に伝わるベートーヴェンは、彼によって捻じ曲げられたものだと言わざるを得ない。曲も『運命』という標題の所為で、作曲者の意図とは違う解釈がされがちだ。

結局嘘ばっかか……ほんと嫌になるね。でも、じゃあ何で今も『運命』って言われ続けてるの?

その答えは1つ。名前が付いていた方が親しみやすく、売れるからだ。

へぇ、『運命』と『巨人』の共通点。見つけたかもね。

嗚呼……金儲けの為の道具となり果てた悲しき音楽達よ。せめて真実が世に伝わることを祈る。

うん。

…………。

あれ? ちょっと待って、シンドラーって……。もしかして……。

…………。


第3話 覚醒-Journey-