アニメ「takt op.Destiny」の第3話「覚醒-𝐉𝐨𝐮𝐫𝐧𝐞𝐲-」の感想です。ややネタバレ注意。
「ネシオ・スペクトラ」「
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— 『takt op.Destiny』TVアニメ公式 (@takt_op_destiny) October 15, 2021
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10/19(火)深夜0時から放送📺⚡️#takt_op_Destiny #タクトオーパス pic.twitter.com/UFjzsu3w3y
小さな「巨人」
今回、第3話のメインは『巨人』……。オーストラリアの作曲家、グスタフ・マーラーが作った最初の交響曲だ。
おお、また有名な曲を出してきたな。作曲者によって何度も改訂され、その姿を変えていったという俺好みの――
ん? 今、ちょっと調べてみたけど、題名は後付けで、作品と関連性はあんまりないみたいだね。元がそうならキャラ作りも自由度高そう。
フフフ。知ってしまったか。更に詳しく言えば、その『巨人』という標題。改訂により、削除されてしまっている。悲しいことだ。
やっぱ違うなーってなったのかな。
ああ。元々分かりやすくする為、便宜的に付けられたものだ。作品の顔とも言える標題。マーラーは聴衆に間違った解釈をされることを恐れ、削除したんだ。
へー、そんな曲がどんな性格のムジカートになってるのか、気になるね。
ますます間違ったイメージが蔓延る原因になりそうだが……。はぁ……。
第3話視聴開始
『運命』の名を持つムジカートとして覚醒したコゼット。
タクトは怒りのままに、彼女に与えられた指揮棒を振るい、次々に現れるD2を倒していく。
しかし、そんなことをしても胸の痛みは収まらない。
やがて体力の限界が来たのか、タクトは運命が倒れると、自身も力が抜けるように倒れてしまう。
おっと、見たか今の。建物の上に別のムジカートがいたぞ。
ああ、あれはキャラ紹介によると、『ニューヨーク・シンフォニカ』に所属するムジカートの『地獄』。コンダクターはザーガンと一緒にいたシントラーだな。
音出してD2を呼んでたのかな? 何か単純だね。ちょっと怪しいなって思ってたし。
まだミスリードという可能性はあるが、D2との戦いに加勢しなかったのは事実だ。
一体、どういうつもりなんだろうなぁ?
レニーとタイタン
TVアニメ #takt_op_Destiny 🌹
— 『takt op.Destiny』TVアニメ公式 (@takt_op_destiny) October 19, 2021
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気を失い、自宅のベッドで目を覚ましたタクトは、様子のおかしいコゼットと会い、その後、アンナに、シンフォニカのコンダクター――レニーが助けてくれたということを教えられる。
彼はタイタンというムジカートと行動を共にしており、タクトは彼らと食事をしながら、状況の説明を受けるのだった。
【巨人&レニー登場🍊🎻】
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本日深夜0時からは…🔔
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見ろ、オネエとロリだ。これがおねロリというヤツなのか。
いや、オネエロリじゃない?
どっちでもいい。重要なのは、信用できる人間かどうかということだ。
イレギュラー
黒夜隕鉄から湧き出す異質な力が大地に染み込むことで生まれたD2。
それらは相反するエネルギーを持つハルモニア鉱石から生まれたムジカートによって休眠状態に追い込まれ、戦いは終結した。
――その筈だった。
レニーも今回、前触れなくD2が現れた理由はまだ分からないという。
成程、既にD2を活動停止にまで追い込んでいたのか……。するとやはり、今回D2が現れたのは――
さて、裏切り者は誰かな。怪しいのが一人、いや、二人いるけど。
待て。シントラーはザーガンの右腕。ザーガンの命令という可能性はないのか?
……。今のところ裏があるようには見えない。そう感じるだけだが。
音楽に聴き入る姿とか、前回見れたしね。
イレギュラーな覚醒
【🗝takt op.Intermezzo】
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📖ニューヨーク・シンフォニカのガイドブックより抜粋
「シンフォニカは「人々に天球の音楽を」という創設理念のもと、社会貢献を目的とする民間団体として設立されました。」
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レニーの話では、ムジカートは通常、資質を持つ者がシンフォニカの研究所にて、複雑な工程を経て覚醒に至るらしい。
しかし、コゼットはあの場で自然に覚醒した。
それは普通では考えられないこと――初めてのケースであると彼は言う。
へぇ~、何かトクした気分じゃん。
いや、まだ説明の途中だ。良いこととは限らないぞ。
そうか? 俺は良いことだと思うぞ。二人とも死なずに済んだのだからな。
消失
ムジカートになった者は、以前の人格とは全く別の存在――
レニーにそう説明され、ショックを受けるアンナ。
だが、タクトは、事実を把握しようと、悲しむ彼女に構わずレニーに話を続けさせる。
そして、タクト達は、今の中途半端な覚醒状態のままでは、いずれ命を落とすであろうということを知るのだった。
エネルギー調節に不具合……。運命の燃費が悪いのはそれが原因か。
それにじきに死ぬって……。え……何か少しでもメリットないの?
未知のケースだからな。もしかしたら、他のムジカートには使えない力が使えるかもしれないぞ?
う~ん……。まだ運命以外のムジカートがどれほどの力を持っているのか分からない。それを見ないとな。
旅の始まり
レニーの話を聞き終わったタクト達は、ひとまず運命の状態を安定させる為、シンフォニカの本部があるニューヨークを目指すことにする。
そこにはアンナの身内もいるらしく、彼らはD2により死の大地と化した場所を避けながら、向かうことにするのだった。
タクトにコンダクターとしての最低限の知識を教える為、途中まではレニーとタイタンもついてきてくれるという。
何だかワクワクしてきたな。
呑気に旅を楽しめる状況ではないと思うが……。
研究所に行って大丈夫なのかな。珍しいケースだからって解剖とかされない?
野生の獣
出発前に一息ついていると、突然タクトの右腕が消え、運命が姿を消してしまう。
どうやら緊急事態発生。
運命がタイタンよりも先にD2の接近に気が付いたようで、勝手に飛び出していってしまったらしい。
タクトはすぐに彼女の後を追いかけ、レニーとタイタンもそれに続くのだった。
力の代償
【⚡️第3話から登場!】
— 『takt op.Destiny』TVアニメ公式 (@takt_op_destiny) October 21, 2021
巨人 & レニー
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🍊無邪気で天真爛漫な「巨人」CV: #伊藤美来
🎻彼女を導く心優しき「レニー」CV: #日野聡
タクト&運命の頼もしい先輩たち🙌
どんな風に二人をリードするのか?https://t.co/kEfQPOh8JZ
🌹第3話は #AmazonPrimeVideo で先行配信中!📡 pic.twitter.com/NZXIofkXJP
タクトの生命力を食べ、戦う力に変換しているという運命。
彼女はコンダクターに負担がいくのもお構いなしに、D2を攻撃しまくる。
しかし、その戦い方はとても雑で、素早く動き回る相手に中々攻撃が当たらない。
そこで駆け付けたレニーとタイタンが、手本を見せるように、次々と華麗な動きでD2を倒していく。
実力の差は歴然だった。
そうか。調節が利かない訳だから、普通のムジカートより高い能力を発揮できるのか。
でも、素早い敵とは相性最悪だね。全然狙い定まらないじゃん。
俺は豪快なのは好きだぞ。命中率が低ければ低いほど、当たった時の快感は凄まじいものになる。
戦いを楽しんでる間に大惨事になるぞ。
何もない場所
途中で割り込み、タイタンが倒そうとしていた最後の一匹にトドメを刺した運命。
しかし、攻撃はタクトの家を巻き込み、完全に破壊してしまう。
だがタクトは、どうせここにはもう何も無いと、特に気にした様子はなく、アンナの車へと足を運ぶ。
レニー達がD2の活動再開のタイミングに意図的なものを感じ、不安を覚える中、タクト達は最初の目的地――ラスベガスへ向けて出発するのだった。
ふむふむ、タクトの父親の死も、何者かの筋書きだったのかもしれない、ということか……。
え。父親も彼女も殺されたなんてタクト君、闇堕ちするでしょ。復讐の鬼と化すでしょ。
まだシントラーと決まった訳ではないが……、彼と『地獄』の動きには注意だな。
第3話終了
🌹TVアニメ #takt_op_Destiny
— 『takt op.Destiny』TVアニメ公式 (@takt_op_destiny) October 19, 2021
◤𝐂𝐡𝐚𝐩𝐭𝐞𝐫 𝟑「覚醒-𝐉𝐨𝐮𝐫𝐧𝐞𝐲-」◢
ご視聴ありがとうございました💐✨
🎧本編で使用された楽曲
▷ピアノソナタ第8番『悲愴』第2楽章 #ベートーヴェン#タクトオーパス
んー、『巨人』ちゃん。何度見ても『巨人』って感じがしないし、これは間違ったイメージついちゃうね。
……さっきの話の続きになるが、実は『運命』の標題も、『巨人』と同じく、作曲者の本意じゃない。『ベートーヴェンの生涯』という伝記を書いたアントン・シンドラーという人物の記述が元になっている。
「運命はかく扉を叩く」……。フフ。ベートーヴェンがそう言ったと、彼は書いていた筈だ。
ああ。だがシンドラーは、ベートーヴェンの残した資料を自分の都合の良いように改竄したり、廃棄したりしていたんだ。それが学会で暴かれ、信憑性は地に落ちた。
悲しきかな、今に伝わるベートーヴェン像は、彼によって捻じ曲げられたものだと言わざるを得ない。曲も『運命』という標題の所為で、作曲者の意図とは違う解釈がされがちだ。
結局嘘ばっかか……ほんと嫌になるね。でも、じゃあ何で今も『運命』って言われ続けてるの?
その答えは1つ。名前が付いていた方が親しみやすく、売れるからだ。
へぇ、『運命』と『巨人』の共通点。見つけたかもね。
嗚呼……金儲けの為の道具となり果てた悲しき音楽達よ。せめて真実が世に伝わることを祈る。
うん。
…………。
あれ? ちょっと待って、シンドラーって……。もしかして……。
…………。