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アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」第９話 感想

アニメ
今回の内容

アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」の第９話「上弦の鬼を倒したら」の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 『異端のネシオ』「異常性クラスメート編」より――

「天瞑（あまくら） 幽鵡（かすむ）」「櫻井（さくらい） 真実（まざね）」「土城（つちじろ） 空（うつろ）」「綿貫（わたぬき） 翔太（しょうた）」の４人。

8話の感想はこちら

怪楽の園⑨

 
桜魅回廊・玖ノ園

 

　

？ 今、何か声が聞こえたような……。

わたあめわたあめわたあめわたあめ…………

うわっ！？ わ、綿貫……！ どうしたんだ。

あっ、カスム君……！ 良かったぁ、一人じゃなかったんだ。

僕もいるよ～。

あ、櫻井君も……。

こいつのことは気にしなくていいから。ここで何やってたんだ？

いやぁ……怖いから、頭の中をわたあめでいっぱいにしておこうと思って。

またか。ちょっとはわたあめ以外のことを考えてくれ……。

えへへ……。あ、わたあめ持ってきてるけど食べる？

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Ｚｚｚ……。（もぐもぐ……）

眠ったまま食べてる……！

第９話視聴開始


第九話『上弦の鬼を倒したら』

　毒のクナイで隙を作り、後のことを炭治郎と宇髄に託した雛鶴。

　だが、彼女の努力も虚しく、瞬時に両脚を再生させた妓夫太郎（ぎゅうたろう）の血鬼術――円斬旋回・飛び血鎌が首を斬ろうとしていた二人に襲い掛かる……！

　攻撃を見た宇髄は、即座に炭治郎を後ろに飛ばし、音の呼吸――肆ノ型・響斬無間（きょうざんむげん）で対抗するが、妓夫太郎の狙いは雛鶴に移っていて……

 

やっぱり駄目だったか……。でも……、なんか毒が効いてるとは思えない速さだな。全く弱体化しているように見えない。

まぁ、当たったの一発だけだしね。それに何となく毒に強そうだし。

えっと……？ アジミちゃんと同じタイプってこと？

毒を使ってるからな……。確かに耐性は普通の鬼より上なのかも。

くノ一の危機

　雛鶴に危機が迫り、帯の妨害もあって冷静さを失う宇髄。

　彼の頭の中には、これまで嫁くノ一達と過ごした様々な思い出、約束が蘇っていた。

　「やめろぉぉぉ！！」

　宇髄の本気の叫びで目を覚ました炭治郎は、妓夫太郎に襲われている雛鶴を見て、自分にできることを考える。

　警戒されていない為、予想外の動きをすれば助けられるかもしれない――

　頭をフル回転させた彼は、水の呼吸とヒノカミ神楽を合わせて使うことを思い付く……！！

 

何……！？ また凄いことを……、本当に体力の限界が来てるのか炭治郎……？

それも気になるけど、炭治郎が考えてる間、妓夫太郎全然動かないんだね。

意外と女の子には手加減してくれるのかも……。

まぁ、妹には優しいし、そういうことだと思っておくか……。

自分に合った形

　妓夫太郎の反応を超える速度で技を放ち、雛鶴を助け出した炭治郎。

　彼は二つの呼吸を合わせて使うことで、片方だけを使うよりも攻撃力が上がり、長く動けることに気付き、これが今の自分に最も合った形だと確信する。

　炭治郎はここに来て、呼吸が分かれて増えていった理由を知るのだった。

 

成程ねぇ。カスム君もそうなの？

そりゃそうだろ。同じ技でも別の人間が使えば違いが出てくる。俺の場合は剣技というより血鬼術の方に近いから、そもそも他人が真似できるようなものじゃないけど。

何の話？

あぁ、綿貫は知らなくていいんだ。

堕姫の首を取れ！

　炭治郎と宇髄が妓夫太郎を追い詰めるが、伊之助と善逸は、未だに堕姫の激しい帯攻撃に苦しみ、近付くことができていなかった。

　二人の首が切れていなければ倒せない為、伊之助は焦りを募らせる。

　そんな時、再び妓夫太郎が血鬼術を使い、宇髄と１対１の戦いを始めた為、炭治郎も加わり、３人がかりで堕姫と戦うことができるようになる。

 

ありゃりゃ、作戦変更だね。

眠ってる状態の善逸がいても攻めきれないか……。

…………。

え？ 宇髄さんから離れない方がいいの？ どうして？

…………。

うんうん……そっか。

ちょっと、何寝てる奴と会話してんの。そいつの考えてることなんて分かる訳ないでしょ。

え？ 普通に分かるよ。

本当か……！？ じゃあ、通訳頼む。

うん！ 頑張るよ。

うう。脳みそふわふわの癖に……。

爆裂猛進

　相当なスピードか、複数の方向か――堕姫の首の斬り方について、炭治郎からヒントを貰った伊之助。

　ここは二刀流の自分の出番だと、彼は他の二人のサポートを受けながら、複数の帯を操る堕姫に向かって直進し、遂にその首を捉える！

　斬れる訳ない――

　二本の刃で首を挟まれた堕姫は、伊之助のガタガタの刃を侮るが、獣の呼吸――陸ノ牙・乱杭咬みによって、鋸のように動かされた刃は、彼女の首を確実に斬り裂いていき……！

 

おっ、凄い。伊之助が決めるぞ……！

…………。

頑張れー！

チッ……。面白くない……。

転落

　伊之助が見事、堕姫の首を斬り裂き、彼女の頭を持って逃げ回り始めた為、勝機が見えてきた炭治郎と善逸。

　しかし、喜びも束の間、宇髄と戦っていた筈の妓夫太郎が、突然、伊之助の背後に現れ、彼の心臓を貫いた。

　屋根から地上を見下ろすと、そこには腕を切断され、倒れて動かない宇髄の姿――

　まさか間に合わなかったのか……。

　力なく崩れる伊之助の姿を呆然と見つめる炭治郎。

　善逸はそんな彼を堕姫の攻撃から逃がすが、状況は絶望的なまま。

　判断を間違えたと、炭治郎は心の中で皆に謝るのだった……。

炭治郎（みんなごめん……。ごめん、ねずこ……。）

 

あ、何これバッドエンド！？

急に調子を取り戻すな。炭治郎達がここで終わる訳ないだろ。

そんなの分からないじゃん。心臓貫かれた伊之助は助かる訳ないと思うし。

ここからの逆転は～……。えっとそうだ！ 全部悪い夢とか！？

そのネタもうやったって。

第９話終了

　

ん～、こっから戦況をひっくり返す方法か。伊之助と宇髄はもう戦えないし……。

…………。

くノ一達はどうかなって。

え～、あの子達大した戦力にならないでしょ。他の柱が助けに来る気配も無いし、無限列車の時みたいに夜明けが来て、またギリギリ生き延びるとかじゃない？

次回、絶対諦めない、だって……。

ほんっとゴキブリ並みのしぶとさだね……。ゴキ治郎に名前変えたら？

10話の感想はこちら