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アニメ『エスタブライフ グレイトエスケープ』第３話 感想

アニメ

 

◆今回の内容◆

アニメ『エスタブライフ グレイトエスケープ』

第３話「水族館から逃げられない」の感想です。ややネタバレ注意。

◆今回のアニメ感想担当◆ 『異端のネシオ』「カラレス・インテグレーター編」より――

◆音無（おとなし） 音夢（ねむ）◆ ◆絵知川（えちかわ） 春名（はるな）◆ ◆矩踰（のりこえ） 周子（しゅうこ）◆ ◆正犠（まさぎ） 尋人（ひろと）◆

←第２話の感想はこちら 第４話の感想はこちら→

水商売から逃げるな

 
渋谷区・虹幻町・イエローストリート

 

ねぇ、ネムちゃ～ん。新人君集めるならさー。折角、エロー・ディザイアなんて呼ばれてることだし、開き直ってエロに力入れていかない？ オタク君募って同人誌で儲けるとか。私、おねショタ系描ける人が――

ぺっ……！ 女子率7.5割のこのチームにキモータを集める気ですか？ ヤリモクしか集まりませんよ。正気とは思えません。

いや、男じゃなく女のオタクを集めればいいんでない？ 不安ならちゃんと面接とか身辺調査とか。必要なら探偵に頼むとかして。

僕、人を見る目には自信があるよ。

勿論、面接はヒロトさんに担当してもらいます。募集要項を作るのは……あー、もう全部ヒロトさんがやってください。最低でもＢ級以上の異能は欲しいので、それだけは忘れずに。

うん、分かったよ。

えー、エロトめちゃくちゃ大変じゃん……。休憩中に抜いたげようか？

いや、それは逆に疲れるから遠慮しておくよ。

あ、条件、エロくないも追加でお願いしますね。

第３話視聴開始

　今回、逃がし屋エクストラクターズの仕事の舞台となるのは、線路を境に資本主義の西と、共産主義の東に分断された池袋！

　依頼人は小さなペン人だが、その数はなんと１８人！

　どうやら東の劇場で働くサンシャイン曲技団という水中バレエ団のようで、彼らは表現の自由を求め、西に逃げたがっているそうだ。

フェレス「可愛いー！！」

 

…………えっ？ いや、急に何叫んでんです、フェレスさん。前回から自分のキャラ見失ってませんか？

何かタイミングがおかしかったね。ペン人さんがシャワー室から出たタイミングで……何に対して反応したんだろう？

あっ！ もしかしてショタ好き！？ 小さなペンギン達にショタ性を見出したの！？

それは飢え過ぎ謙信。

サンシャイン曲技団

　あれもダメ、これもダメ――

　検閲に塗れ、自分達の芸術性が理解されない東での仕事にすっかり嫌気が差したという曲技団のリーダー・ミハイル。

　話を聞いたエクア達は、早速、彼らを逃がす為の準備を始めようとするが、勘の鋭い秘密警察のミールペンに目を付けられてしまい……。

 

ふむ、この劇場はサンシャイン水族館がモデルですか……。毎回舞台の設定は面白いですね。それぞれの場所の個性が強調されている感じで、聖地巡礼は忙しそうですけど。

今日は共産主義と資本主義の話かぁ……。色々思うところがあるけど、どっちがいいの？

どちらか一方が優れているということはないよ。どっちにもメリット・デメリットがあるからね。僕は良いところを取り入れながら、それぞれの場所に合った独自の形を作り上げていくのが一番だと思う。大事なのはバランスだよ。偏り過ぎはいけない。

ふむ、弁当と同じか。見栄えだけじゃなく、栄養バランスは超重要。

ちなみに私はショタ至上主義だから。子どもの健全な成長を邪魔するものは全排除ね！

どの口が言ってんだコイツ……。

恐ろしき尋問

　秘密警察のミールペンに捕まり、尋問を受けるエクア。

　獣人でもヒューマンでもない、デタラメな遺伝子を持つ彼女に翻弄される彼だが、ただ１つ、逃がし屋だということは見抜いていた。

　ミールペンは逃がされた人々が野垂れ死んでも構わないのかとキツい質問をするが、息苦しい人々の力になりたいと、エクアは決して考えを曲げないのだった。

 

うん。ミールペンの言うことも分かるよね。逃がされた人達が、全員幸せになれるとは限らない。

まぁ、しっかり調べないと、何か思ってたんと違うってなるよね。

ミハイル君、だいぶ西への憧れが強いみたいだけど、大丈夫かな？ もっと別の場所も検討してみた方が良いんじゃないの？

ペン人大作戦

　エクアに逃がされたフェレス達は、サンシャイン曲技団の力も借り、救出作戦を実行する。

　その流れで彼らはペン人達を西へ逃がす依頼も果たそうとするが、秘密警察の追跡は激しく、当初考えていたプランは使えない。

　そこでエクアは、フェイタルラックという「未来を読み取る力」によって、線路の踏切が開くタイミングを予測――

　ペン人達に指示を出し、見事彼らを逃がすことに成功するのだった……！

 

未来を読み取る力……！ エクアさん、只者じゃないと思ってたけど、凄い異能を持ってるね。

む……。私達のチームにも一人は欲しいですね。未来予知系の能力者は。

う～ん、でも、そういう希少な能力者は色んなところからスカウトかかるみたいだし、かなり厳しいと思うよ。

エロー・ディザイアなんて呼ばれてなければ……ブツブツ……。

はいはい、私の所為にしない。ぶっちゃけネムちゃんがメンバーをこき使う方が問題なんだからね。

ぐぅ……。

おぉ、台パン我慢できて偉い。

＜＜ダンッ！＞＞

ああ、やっちゃった……。

牙琉（がりゅう） 霧人（きりひと）みたいな間だったね。

資本主義も辛いよ

　依頼達成後、逃がされたミハイル達の様子を動画で見るエクア達。

　検閲の無い自由な世界に行った彼らは、果たして幸せを手にできているのか。

　様子を見る限り、かなりウケ狙いの演技をしているようで、芸術とは程遠い雰囲気……。

　やはり、資本主義の世界も厳しいようだ。

 

何ですかこのふざけたショーは。ちっとも品が無いじゃないですか。

何か……売れない芸人みたいになっちゃったね。

自由を求めた結果がこれか。

まぁ、やりたいことだけやって生き残れるほど甘い世界じゃないよ。リアルだね。

第３話終了

 

はぁ～、今回は資本主義と共産主義の闇を見ました。憂鬱な気分になります。どっちも嫌いです。

ふふ、ネムちゃんは配信者としてよくオタク君に媚売ってるし、共感できたんじゃない？

だるいです。やりたいことだけやってお金を稼げる理想郷に行きたいです。

あー、ネムちゃんがだるだるモードに入っちゃった。本音がだだ漏れだよ。

ネムちゃんの本当にやりたいことって……何かな？

猫になってずっと家でだらだらしたいです。飼い主に撮影されているだけでお金が入ってきます。

それ人間でやったらただのＡＶだよ……。

うるさい、疲れたので少し寝ます。面接のことは頼みましたよ、ヒロトさん。

うん。良い新人見つけておくよ。

あー、ネムちゃん出て行っちゃった。どうするのエロト。あんな怠惰な子、救えるの？

ん？ ネムちゃんの幸せが聞けて良かったよ。猫に生まれ変わることだ。僕はその夢を叶えてあげたいと思う。

へ……？

ヒロト……たまに怖いこと言うよね。

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水族館から逃げられない