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アニメ「トモダチゲーム」第９話 感想

アニメ
今回の内容

アニメ「トモダチゲーム」の第９話「さっさと“寝返り”しろよ」の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 『異端のネシオ』「異常性クラスメート編」より――

「櫻井さくらい 真実まざね」「ライアー」「三ツ矢（みつや） 括（くくる）」「天瞑（あまくら） 幽鵡（かすむ）」「綿貫わたぬき 翔太しょうた」「芽葺めぶき 詩与しよ」「竜胆（りんどう） うず」「死瑪しば 遊餓ゆうが」の８人。

8話の感想はこちら

サークラと見る友情崩壊ゲームPart.9

 
杉並区・一常高校・二年Ｉ組教室

 

はぁ……。（全く、ライアーの奴……。無事に逃げ切ったかな？）

《ガララ――》おーい、カスム。捕まえといたぞ。

イテテ……！ オレは無実だッ！ 断じてパンツなんか盗んでない！ （手錠）

（うわっ……あのバカ……！）

ありがとう、死瑪。これで真実を確かめられる。

オラ！ さっさとゲロっちまえよ！ 暴力で済んでる内にさっさと吐けぇ！《ゲシゲシ》

あん……♡ そんなにオレのゲロを見たいなら、見せてやるから、この手錠を外せよ。

うわぁ！ 気を付けろ！ 特殊性癖だ！

カスム。見ての通り、言うこと聞く状態じゃないが、どうする気だ？ 悪魔か精霊の類みたいだが、男相手じゃ調教のやる気出ねぇよ。

メスの部分は十分あるような気がしますが……！

とにかく後は任せてくれ。こいつの――

っと話を進める前に！ アニメの続きが観たーい！！ 皆も観たいよね！？

露骨だな～。

僕のパンツ返してよ……。

第９話視聴開始

　洞窟に隠れる天智を３日も放置したあげく、敵チームに寝返りを申し出た片切 友一。

　それは勿論、勝つ為の作戦であったが、Ｋグループのリーダー・門倉（かどくら） 十蔵（じゅうぞう）は、とても冷静かつ慎重な男で、一人での寝返りは受け入れられず、挑発して暴力を振るわせる作戦も失敗に終わる。

　しかし、ここまでは計算の内だと、作戦内容を一部共有されていたマリアは、友一の思惑通りに事が運んでいるとほくそ笑む。

 

急に声でかくなるじゃん……。だいぶわざとらしい煽り方だが、大丈夫か？

リーダーに決めてもらわなきゃ判断できないって、上に確認を取るって普通だよな？ 相談無しに勝手に決める方が問題だろ。

安い挑発だな。

ま、あの百太郎って直情的なバカは引っかかったみたいだけどね。

ふふふ、私はそういう人、嫌いじゃありませんよ。

最低でクレイジーな作戦


急いで「サイドを切り替える」

　勝つ為ならどんな手でも使うつもりだよ――

　友一はその言葉通りに振る舞い、巧みな話術で敵チームから情報を引き出し、分析――彼らを罠へとハメる計画を練っていく。

　思い出話では真っ当に青春を送っている彼らが何故トモダチゲームに参加することになったのか。

　人の弱みを突くことに関して、友一は一切躊躇わない。

　そしてマリアも、そんな極悪人である友一への協力を惜しまないのだった。

 

そう、そこだよな。メブキの言ってた通り、何でこいつらがトモダチゲームに参加することになったのか。借金をしたのは一体誰なのかがポイントだ。

その辺は友一達同様、話し合いは済んでるってやつか？

へへっ、まぁ突かれたくねぇみてーだけどな。

ん～、あのリーダーの下、チーム全員で協力して借金をチャラにするつもりか？

ユウジョウ！

燃え尽きはしない

　４日目に突入し、生死の境を彷徨う天智。

　彼の元に水と食料を届ける為、友一はマリアを使った強引な手段によって追手を撒く。

　それは逃げる途中で彼女を崖から突き落とし、敵チームに助けさせるという半ば賭けのような作戦だった。

　この為にこれまで彼らと会話し、成功確率の高い組み合わせを特定していたのだ。

 

し、死なない高さとはいえ、女の子を崖から突き落とすなんて……。

いや、打ちどころが悪ければこれ死ぬと思うけどな。

ハッ！ 運営側のクソ女にはこのくらいの扱い当然だ。もっとやって構わないぜ、俺は。

関係修復

　天智を試す為、わざと作戦を伝えないでおいた友一。

　それで失敗する可能性は勿論あったが、彼は期待通り、ギブアップボタンを押さず、最後の最後まで自分を信じ抜こうとしてくれた。

　天智の全てが嘘じゃなかったことに安堵した友一は、これから彼を本気で信じることにし、Ｋグループにトドメを刺しに向かうのだった。

 

ほんとぉ？（疑心暗鬼）

う～ん……まぁ、後少しで死ぬところだったし、流石に信用するんじゃないか？

ええ。二人は順調に親友への道を歩み始めています。願わくば、他の３人とも、そうなっていってほしいですが。

くぅぅ……。ゲームを通して逆に絆が強くなるなんて……。このゲーム甘いんじゃないの……！？

フッ、困難は成長のチャンスってな。クリア不可能にしてるんじゃ無ければ、真の友情を手にするきっかけにもできる筈だ。

連鎖

　これまで友一が施してきた数々の仕掛け。それが遂に活きてくる時がきた。

　彼が具体的に何をしたのかは天智も分からない。

　しかし、それはＫグループの人間関係を崩壊させ、一人に寝返りを申し出させるほど強力だった。

天智（Ｋグループの絆は、たったの一日で崩壊した……。）

 

脆過ぎィ！

ハハハ！ あんなにリーダーを慕ってたのに裏切るとかチンカスみてーな奴だな百太郎！

ど、どうしてこんなことに……？ マリアちゃんが何かしたの？

あのイレギュラー、絶対、運営のミスだな。

ぶー！ ぶー！ やっぱ優遇とかあり得ない！

まぁ、Ｋの一番の敗因はそれじゃなく、チームのまとめ役を隠れる役にしちまったことだな。やっぱり何処か友一達を甘く見てたんだろう。

第９話終了

 

いや～、怖いな、友一。ここまで鮮やかにやってのけるとは……。ライアーゲームの秋山みたいだ。

むむ、片切 友一と秋山 深一……。名前の感じも若干似ている気がします。

過去についての描写はまだ少ないが、幼少の頃に相当仕込まれたんだろうな。俺も似たようなもんだ。

ん～……。

主人公グループの友情が崩壊しないのは不満だけど、他を崩壊させてるからまぁいいか。僕と同じ側の人間ってことで。

何余裕ぶってんだ。お前は追い詰められてるんだぞ？

僕は認めないも～ん。

10話の感想はこちら