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アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season』第12話 感想

 

◆今回の内容◆

アニメ 2nd Season

第12」の感想です。ややネタバレ注意。

◆今回のアニメ感想担当◆ 異端のネシオ』「異常性クラスメート編より――

異常性クラスメート全員

←第11話の感想はこちら 第13話の感想はこちら→

いずれその時は訪れる

 

綾小路あやのこうじ坂柳さかやなぎ高円寺こうえんじ、この辺りは他の生徒とは別格だな。こいつらと同じ高校に通えていたら、少しは楽しかったかもしれない。

何言ってんだよ。ウチの学校にも化け物わんさかいるぜ。

そんなに暇ならヤノに喧嘩売ってこいよ。何やっても勝てねーから。

あのな。勝ったり負けたりがしたい訳じゃねーよ。重要なのは面白いと感じるかどうかだ。

なぁ、カスム、頼むぜ。お前の中にあるものを解き放ってくれれば、俺はしばらく退屈せずに済みそうなんだ。隠してないで、見せてくれよ。

何処まで知ってるのか分からないが、断る……。

は? 何、兄さんの頼みを断ってるんすか。晒し首にするっすよ?

どれだけ脅しても無駄だ。こればっかりは……

フッ。まぁいいさ。いずれ抑えが効かなくなる時が来るだろうからな。

目覚めてしまうのですか? カスムさんの中の魔王が。

第12話視聴開始

 龍園りゅうえんによる軽井沢かるいざわ潰しは続いていた。

 しかし、軽井沢はどれだけをかけられても、乱暴をされても、黒幕の正体を吐くことはなかった。

 そこで龍園は、いよいよ船上試験の時の真実を暴露する。

 真鍋まなべ達によるいじめが、黒幕によって引き起こされたということを。

 

ああ……、真鍋から全部聞き出してるだろうから、当然知ってるよな。そのことを。

これが一番効くだろうな。今までは綾小路がヒーローみたいに見えてただろ。でも実は違ったんだぜ。

はぁ。マッチポンプ……。これでもう名前を言わない理由は無いか……。

普通はな。軽井沢の場合はどうかな。

守るべきもの

 最初から黒幕に利用されていただけだった――

 龍園から聞かされた真実に、軽井沢酷くショックを受ける。

 結局、自分はいじめというメビウスの輪からは絶対に抜け出せないのか。

 しかし、それでも軽井沢の中に消えずに残り続けるものがあった。

 清隆きよたかと過ごした時間――

 面白いことなんてほとんどない人生の中で、何だか少し楽しかったこと

 だから例え、明日から居場所が無くなってしまうとしても……

軽井沢ぜったいに言わない……!

 

え?

いや~、流石っすねぇ。捨てられても尚、この献身。応援したくなるっす。

惚れた男が助かるなら自分はどうなってもいいってか。泣けるじゃねぇか。

ストックホルム症候群めいてきたな……。

それって、被害者が加害者に恋するってやつだったか?

まさかの禁断の恋……!

綾小路、動く

 現在、軽井沢は危機的状況にある

 だがそれも、目的の為に必要な過程

 時間を見て頃合いだと感じた綾小路は、仲間とのカラオケを断り、茶柱ちゃばしら堀北ほりきた まなぶに声をかける。

 彼らにショーの目撃者となってもらう為に。

 

堀北 学? いつの間に約束を?

ハハハ……! どうやら密会があったらしい。妹を生徒会に入れたいとは、向こうも事情が変わったか?

よく分からないが、その辺りは次回か。

そうそう後回しでいいから、早く龍園ボコしに行こうぜ。待ち切れねー。

Don't panic

 Don't panic. I'm the one you are seeking for.

 (慌てる必要はない。俺はお前達が探し求めていた相手だ。

 綾小路見張りをしていたアルベルトに対し、英語を話し、中に通してもらう。

 

いや、草。

まぁ、英語くらい話せなければ話にならないな。

まさかできねー奴はいねーよな?

わ、わたあめ語じゃ駄目?

(わたあめ語……?)

間抜けか天才か


第12話 思慮なき力は自らの質量によって崩れ去る。

 突然、目の前に現れた綾小路

 最初は彼が黒幕だと信じようとしなかった龍園達だが、黒幕でしか知り得ない情報を話したことで、ようやく理解する。

 自分達が探し求めていた相手――

 黒幕Xの正体は、綾小路 清隆だと……!

 

あたしは知ってたけどな。

当たり前定期。

それで? 秘密を教えたってことはこれからやり合うのか?

ああ、本当のショーの始まりだ。

女が殴りにくければ俺が代わってやってもいいぞ。

まぁ、伊吹いぶき龍園の行動を止めようとしないから、悪いんだけど……。あんまりボコボコにするのは可哀想な気が……。

暴力による支配

綾小路この場にいる4人じゃ、俺は止められない。

 綾小路の挑発に、思わず笑ってしまう龍園

 彼は手下の石崎いしざきに命令して、綾小路を襲わせる。

 余裕を持って振られた拳。

 ――だが、全ては綾小路の言葉通りに。

 石崎アルベルト伊吹が次々と倒され、あっという間に龍園は追い詰められる。

 

TUEEEEEE!!!

何だよ。綾小路がつえーのは分かってただろ。

これがピアノと書道で培われた動き……!

確か茶道も習っていた筈だ。

いや、どれも関係無いだろ。

ああ、戦闘訓練を受けているな。ホワイトルームでは、本当にあらゆることを教えられたらしい。

恐怖の存在

 これまで一度も恐怖を感じたことがないと言う龍園

 それが彼の強さ強い自信の理由だった。

 幾ら負けようとも最後に勝てばいい。例え卑怯と言われようとも構わない。これまでの人生、ずっとそうして勝ってきた。

 だが、無表情で、ただただ機械的に自分を殴り続ける綾小路を目にし、龍園驚愕する。

 そして、実感する。

 自分の中にも、確かに恐怖という感情が存在することを

 

えぇぇ……引くほどボコボコにされてるんだけど。

何だ、偽物か。世の中には本当に恐怖を感じない人間ってのが存在するんだがな。

ウルバッハ・ビーテ病か……。かなり珍しいが、恐怖を感じないらしいな。

で、龍園は恐怖を知ったことで、これから変わっちまうのか?

そうでないと困るぞ。四六時中狙うってトイレや風呂の中とかもだろ。

我はそんなシーンも見てみたいですぞぉ!!

強まる依存

 綾小路に助けられ、安心感から泣きじゃくる軽井沢

 そんな彼女に、綾小路はゆっくり言葉をかけていく。

 これでお前を縛る呪縛は無くなった

 傷つけたことを許してくれとは言わないが、今日のようにまた何かあれば、自分は必ず助けに来ると。

綾小路これでいい。

 

お前に縛られてるやろがい!

ハハハ!! どうやら綾小路は、まだまだ軽井沢を駒として使う気でいるらしい。

どういうことだ? 関係はもう終わったんじゃ?

あのな。フェードアウトするにしたって、駒はいた方が都合が良いんだよ。捨てるのは違和感があった。

う~ん、じゃあ綾小路はより強く自分に依存させる為に軽井沢をこんな目に? 裏切られたら困るから?

本気でフェードアウトしたいみたいっすからねぇ。

第12話終了

 

さて、フェードアウトするって言ったが、堀北の兄と何か約束してただろ。妹を生徒会に入れるだったか?

一応、綾小路にとっても悪い話じゃないのかな。他人が目立てば目立つほど、自分の存在が薄まる訳だし。

えー、じゃあ殴り合いはこれっきり? 

どうだろうな。綾小路の父親の問題もあるし、このまま順調にフェードアウトが進むとは俺は思わない。

ああ……3期はより荒れた展開になりそうだな。

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