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アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season』第13話 感想

 

◆今回の内容◆

アニメ 2nd Season

第13」の感想です。ややネタバレ注意。

◆今回のアニメ感想担当◆ 異端のネシオ』「異常性クラスメート編より――

菊池きくち がい◆ ◆写楽しゃらく 益実ますみ

←第12話の感想はこちら

何処までも楽しめない男

 
東京都・世田谷区・某所

 

 

娯楽……娯楽……娯楽……。

この世はありとあらゆる娯楽で溢れている。スポーツに、ギャンブルに、漫画・アニメ・ゲーム、殺人、戦争。

はぁ……。人生なんてただの暇潰し・・・・・・・・・・・だっていうのに、何で俺はこんなに物事を楽しめないんだか。

なぁ……、親も二人揃って大量殺人鬼だし、ホント恵まれてねーよなぁ。

そんなことないっす! 私は兄さんと毎日二人きりでいられて幸せっすよ!

はー、ぶっ壊れてる奴がほんと羨ましいぜ。キチガイって言われるような奴は、毎日楽しそうだよな。

なのに俺はどうやっても狂えない。まともで冷静で賢い自分がいつもいつも邪魔をしてきやがる。気分が全然ノっていかない。

兄さん……。

ククク……。あー、ぎこちない。無理矢理笑っても心がちっとも動きやしない。

頭のおかしい連中の傍にいることで、少しは狂気が伝染するかと期待したが……。今のところ、何も変わらない。冷める一方だ。

…………。

フッ……。愚痴を聞かせて悪かったな。そろそろよう実の最終話を観るか。

第13話視聴開始

龍園りゅうえん暴君が許されるのは、その権力が意味を成している間だけだ。

 綾小路あやのこうじに負けてからというもの、龍園 かけるの心は深い虚無に包まれていた。

 今までどれだけ負けても、最後には勝ってきたというのに、これまでとは何かが違う。

 伊吹いぶきはすっかり覇気が失われ、退学届けを出そうと考える彼の説得を試みるが、全ポイントを託されそうになり、怒りのあまり彼を蹴り飛ばす。

 そんな龍園を物陰から観察する綾小路

 彼はまだ、龍園に利用価値があると考えていた。

 

へぇ~、利用価値。他のクラスにでも特攻させるつもりっすか?

さぁな。だが、荒っぽいやり方に慣れてる連中を味方につけられれば、だいぶやれることの範囲が広がるな。

Dクラスだけじゃなく、Cクラスまで影から操るってことっすね。

芽生え

 あの第二体育館での一件の後、軽井沢かるいざわの心にも劇的な変化が訪れていた。

 それは綾小路に対する想い――

 影が薄く、口数の少ないイメージが覆され、軽井沢の中には恋愛感情と呼べるものが芽生え始めていた。

 必死に否定するが、頭から彼のことが離れない。

 

はぁ? 一度騙されてるのに懲りないっすねぇ、この女。後でまた泣くことになるっすよ。

綾小路の性格はもう分かってる筈なんだがな。まぁせいぜい今の内に妄想やオ〇ニーで楽しんどくといいさ。何事も始まる前が一番楽しい。

綾小路のプラン

 監視カメラの破損について、責任の一端Dクラスにもある――

 そう学校側に申し入れることで、龍園の退学阻止した綾小路

 彼は呼び出した龍園に対し、第二体育館での出来事補足した後、3学期のプランを語る。

 Dクラスに残る問題の解消――

 すなわち、櫛田くしだ 桔梗ききょうの退学……

 

おお? あいつのことは堀北ほりきたに全て任せるんじゃなかったのか?

ありゃりゃ、すっかり末期がん扱いすねぇ。もう手遅れ、更生不能……!

ま、制限時間を設けるって話か。タゲられてるし、堀北がもたもたしてるなら、カウンターパンチで逝かせるぞって訳だ。

伝説のダブルデー

 佐藤さとうから相談を受け、クリスマスブルデーすることになった軽井沢

 色んな不安を感じつつも、頼まれたからには真剣サポートしようとデートプランを考える。

 しかし、当日、偶然を装い合流したものの、綾小路にはやはり作為的なものを感じ取られてしまう。

 結局、道具としての価値無しと判断した綾小路は、佐藤の告白をバッサリ断ってしまうのだった。

綾小路佐藤にお前の代わりは務まらない。

 

うわぁ。誤解のないようはっきり言ったっすねぇ。

それより見ろよ、軽井沢の嬉しそうな顔。完全に手駒として完成したな。

別れを切り出したのも、遅れて助けに行ったのも、全て計画通りっすねぇ。

偽りの天才

 軽井沢と別れ、に戻る道中――綾小路Aのリーダー・坂柳さかやなぎと遭遇する。

 再会の挨拶――と、こちらを知っている風な彼女

 やはり彼女も父親と同じくホワイトルームのことを知っているのか。

坂柳偽りの天才を葬る役目は、私にこそ相応しい。

綾小路お前に、俺が葬れるのか?

 

さて、順当にBクラスの可能性もあったが、こりゃ3期はAとの対決がメインになりそうだ。

どちらが本当の天才か……。偽りの天才とは、人工的に作られたからという意味っすかね?

ああ。先天的な天才 VS 後天的な天才……。少しだけ興味が湧くな。

いや~、楽しみっす。3期はいつ頃になるっすかね?

早くても4月からか……。作画のブラッシュアップ作業が遅れるなら、7月になるかもな。

第13話終了

 

しっかし、こいつらこんな学校に通って、卒業したら何処へ行くんだろうな? 佐藤は今回進路を喋ってたが……。

さぁ? 意外と目的が定まってない奴もいるかもしれないっすね。

フッ。この世は楽しんだもん勝ちだ。寒いギャグだろうが、暴力だろうが、楽しめる奴が得をする。

自分が楽しいと思うことに全力を注いだらいい。社会とか世界の為に無理に頑張ったところで、死が避けられる訳じゃないからな。いつまでも生きられる訳じゃない世界に、自分を殺して奉仕し続ける必要なんてないのさ。

うう、そう聞くと不安になるっす。兄さんがいつか自殺するんじゃないかって……。

ククク。安心しろ、そんなつまらないことするかよ。

(ホントにな……、つまらないことはしたくない……。)

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第13話 あなたが出会う最悪の敵は、常にあなた自身だ。