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【遊戯王ネタデッキレシピその４９の解説】

カード

「SPY×FAMILY」をイメージしたデッキのネタ解説になります。

※「SPY×FAMILY」を知らない方には分からないネタもあります。

デッキレシピはこちら

「SPY×FAMILY」について

　遠藤達哉氏によるスパイアクションコメディ漫画。

　スパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女がその正体を隠しながら仮初の家族を築き、日々トラブルと奮闘するといった内容の作品で、元々の人気に２０２２年のアニメのヒットが加わり、各地で様々なコラボが行われるなど、社会現象を巻き起こしました。

　暗い雰囲気が好みの自分としては、やはり心温まるストーリーは、少し物足りなく感じる部分もありますが、時代が求める明るい作品で、多くの人々から評価されているので、応援していきたいところです。

　作者は実は鬱展開が好みで、キャラへの愛着が０らしいですけど（笑）。寧ろ、好感。

メイン・ＥＸデッキ解説

　

・【リブロマンサー】カード


遊戯王カード リブロマンサー・エージェント(レア) WORLD PREMIERE PACK 2022（WPP3） | ワールドプレミアムパック 地属性 戦士族 レア

　父役であるスパイ「黄昏（たそがれ）」は、《リブロマンサー・エージェント》と《リブロマンサー・デスブローカー》。

　これらは見た目だけではなく、効果の方も彼らしい高い身体能力を感じさせるもので、《リブロマンサー・ライジング》と片方を引ければ、展開し、妨害罠である《リブロマンサー・インターフェア》をデッキからセットできる。

　鮮やかな手並み――。彼の望む「子どもが泣かない世界」の為にも、可能な限り、相手の泣かないデュエルを心がけたい。

・《イリュージョン・オブ・カオス》《マジシャンズ・ソウルズ》《儀式の準備》《トップ・シェア》


遊戯王カード トップ・シェア ノーマル BATTLE OF CHAOS BACH | バトル・オブ・カオス 通常魔法 ノーマル

　【SPYRAL】の展開をサポートするカード。

　《トップ・シェア》は、《マジシャンズ・ソウルズ》と組み合わせることで、デッキトップに置いたカードをすぐにドローできる。

　スパイらしく、大手企業の機密情報を盗み取ろう。

・【SPYRAL】カード＋《ワン・フォー・ワン》《テラ・フォーミング》《おろかな副葬》


SPYRAL RESORT ノーマル 遊戯王 エクストラパック2017 ep17-jp031

　【SPYRAL】カードは、黄昏の所属する組織「WISE」の他のエージェントや、娘役「アーニャ」がよく観ているアニメ『SPYWARS』として扱う。

　

　▼展開例

 

　①：各種サーチカードを駆使し、《マジシャンズ・ソウルズ》と《SPYRAL－ジーニアス》を揃える。

 

　②：デッキの《SPYRAL－グレース》を墓地に送り、《マジシャンズ・ソウルズ》を特殊召喚。続いて、《SPYRAL－ジーニアス》を召喚し、《SPYRAL GEAR－ビッグ・レッド》をサーチ。

 

　③：《ビッグ・レッド》を発動し、《グレース》を蘇生。《グレース》の効果で《SPYRAL MISSION－救出》をサーチ。

 

　④：《マジシャンズ・ソウルズ》の効果で場の《ビッグ・レッド》と手札の《救出》を墓地に送り、２枚ドロー。

 

　⑤：《グレース》と《ジーニアス》で《SPYRAL－ザ・ダブルヘリックス》をリンク召喚。《グレース》の効果で《SPYRAL RESORT》と《SPYRAL－ボルテックス》をサーチ。

 

　⑥：《SPYRAL RESORT》を発動し、その効果で《SPYRAL－ダンディ》をサーチ。墓地の《救出》を除外し、《グレース》を蘇生。《グレース》の効果で《SPYRAL MISSION－強襲》をサーチし、それを捨て、《ジーニアス》を蘇生。

 

　⑦：《ジーニアス》の効果で《SPYRAL GEAR－ドローン》をサーチ。《ダブルヘリックス》と《グレース》で《神聖魔皇后セレーネ》をリンク召喚。《セレーネ》の効果で《グレース》を蘇生。《グレース》の効果で２枚目の《救出》をサーチ。

 

　⑧：《マジシャンズ・ソウルズ》と《ジーニアス》で《森羅の姫芽宮》をエクシーズ召喚。効果を発動した後、《姫芽宮》と《セレーネ》で《召命の神弓－アポロウーサ》をリンク召喚。

 

　⑨：墓地の《強襲》を除外し、手札から《ドローン》を特殊召喚。効果で相手デッキトップを操作し、手札から《ダンディ》を特殊召喚。手札の《救出》を捨てて、《ジーニアス》を蘇生。

 

　⑩：《グレース》と《ドローン》で《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚。墓地の《救出》を除外し、《ダブルヘリックス》を蘇生。《ダブルヘリックス》の効果でデッキ・墓地から《グレース》を特殊召喚。

 

　⑪：《ダンディ》と《ジーニアス》で《警衛バリケイドベルグ》をリンク召喚し、更に《バリケイドベルグ》と《ダブルヘリックス》で《双穹の騎士アストラム》をリンク召喚。

 

　⑫：最後に手札から《ボルテックス》を特殊召喚。

　

　最終盤面は、《アポロウーサ》（EX）

　《ボルテックス》《マスカレーナ》《グレース》《アストラム》

　

　１体分空きを作ったので、そこに《リブロマンサー・デスブローカー》を立てれば、魔法・罠への対策とすることができる。

　《マスカレーナ》からは《トロイメア・グリフォン》や《閉ザサレシ世界ノ冥神》などを出せるので、相手の行動に合わせて使い分けると良い。

 

・《浮幽さくら》


【イラスト違い】遊戯王 RC03-JP009 浮幽さくら (日本語版 プレミアムゴールドレア) RARITY COLLECTION－PREMIUM GOLD EDITION－

　娘役である超能力者「アーニャ・フォージャー」。

　ピンクの髪で特徴的なジト目をする彼女にピッタリなのは《浮幽さくら》で、スパイごっこの一環で、相手のＥＸデッキに悪戯してもらう。

　こちらのＥＸデッキにあるカードを除外するので、可能ならば事前に相手のデッキに関する情報収集を済ませておきたい。

・《禁じられた一滴》


遊戯王 RC04-JP065 禁じられた一滴 (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION －QUARTER CENTURY EDITION－

　黄昏に恋心を抱く女スパイ「夜帷（とばり）」。

　白髪で彼女にピッタリのモンスターは中々いないので、使いやすい《禁じられた一滴》を選択。

　任務の障害となるモンスターをまとめて無力化する。

・《灰流うらら》《増殖するG》《エフェクト・ヴェーラー》《抹殺の指名者》《墓穴の指名者》《無限泡影》《紅蓮の指名者》


遊戯王カード 紅蓮の指名者 ストラクチャーデッキ 凍獄の氷結界 （SD40） | 通常罠 ノーマル

　環境デッキ対策カード。

　必要最低限といったところなので、足りないと思ったら追加しても良い。

・《森羅の姫芽宮》《警衛バリケイドベルグ》《トロイメア・ケルベロス》《I:Pマスカレーナ》《神聖魔皇后セレーネ》《双穹の騎士アストラム》《召命の神弓－アポロウーサ》

　【SPYRAL】展開に使用するＥＸデッキのモンスター達。

　特にネタは無いが、この辺りは入れない訳にはいかない。

・《トロイメア・グリフォン》


トロイメア・グリフォン シークレットレア 遊戯王 フレイムズ・オブ・デストラクション flod-jp048

　アーニャがクラスメートのダミアンと仲良くなる為に考えた「ぐりほんさくせん」から。

　出す場所を間違えると自分のモンスターの効果も封殺してしまうが、墓地から魔法・罠を回収する効果は便利で、あらかじめ墓地に落としておけば、展開途中でセットすることもできる。

・《閉ザサレシ世界ノ冥神》


遊戯王カード 閉ザサレシ世界ノ冥神 ウルトラレア BLAZING VORTEX BLVO | サロス エレス・クルヌギアス リンク・効果モンスター 光属性 悪魔族 ウルトラ レア

　母役である殺し屋「ヨル」。

　黒髪でドレスを身に纏った《冥神》はまさに「いばら姫」で、高い攻撃力と蘇生を許さぬ効果で売国クソ野郎共を徹底的に殺し尽くす。

サイドについて

　

・《D・テレホン》《リンクリボー》


遊戯王カード Ｄ・テレホン(レア) デュエリストパック 輝石のデュエリスト編（DP27） | ディフォーマー チューナー・効果モンスター 地属性 機械族 レア

　ヨルが務める市役所の電話。

　ＥＸデッキに余裕があるので、テレホンループはできなくはないが、《浮幽さくら》の範囲を狭めてしまうので、その辺りは考えなければならない。

・《ファーニマル・ペンギン》


遊戯王カード SPFE-JP015 ファーニマル・ペンギン ノーマル 遊☆戯☆王ARC-V [フュージョン・エンフォーサーズ]

　アーニャの持つペンギンのぬいぐるみ。

　【デストーイ】の融合素材にすると、ドロー効果が使えるので、運が良ければ、続けて展開していける。

・《エッジインプ・ＤＴモドキ》【デストーイ】《融合》


デストーイ・サンクチュアリ ノーマル 遊戯王 ザ・ダーク・イリュージョン tdil-jp055

　イーデン校合格祝いに貸し切られたお城。

　アーニャは「きめらちょうかん」というぬいぐるみも持っているので、融合素材を墓地に落とし、《魔玩具融合》により、《デストーイ・マッド・キマイラ》を融合召喚する流れが理想。

・《召喚僧サモンプリースト》


遊戯王カード 召喚僧サモンプリースト（ノーマル） アルバ・ストライク SD43-JP016

　イーデン校の男性教師「ヘンリー・ヘンダーソン」。

　《サモンプリースト》は、長めの髭が彼に似ている。

　デッキから【デストーイ】の融合素材を持ってこれるので、融合重視の構築にするなら、このカードも合わせて入れたい。

・《SPYRAL GEAR－ラスト・リゾート》


遊戯王/ＳＰＹＲＡＬ ＧＥＡＲ－ラスト・リゾート（ノーマル）/エクストラパック　２０１７

　《ジーニアス》の効果でサーチできる【SPYRAL GEAR】。

　大抵《ボルテックス》に耐性を付与するのに使われるが、過剰な気がするので、初動の安定性を高める為にもサイドデッキに回している。

・《トロイメア・フェニックス》《トライゲート・ウィザード》


遊戯王/トライゲート・ウィザード（ウルトラレア）/サイバース・リンク

　【SPYRAL】展開の最終盤面に立てることになるリンクモンスター。

　《トライゲート・ウィザード》は、魔法・罠・モンスター効果を１ターンに１度無効にする強力な妨害効果を持っているので、SPY×FAMILYデッキでない場合、このカードが優先される。

デッキを作ってみて……

　【SPYRAL】展開はかなり自由度が高いので、《浮幽さくら》のことはあまり考えず、展開に特化するのもアリです。

　残る家族は超能力を持つ犬の「ボンド」ですが、《ドローン》の相手のデッキトップを操作する効果で未来予知の能力は再現できてると思うので、マジで似ているカードが出ない限りはそういう扱いで行こうと思います。