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アニメ『探偵はもう、死んでいる。』第1話 感想

 

◆今回の内容◆

アニメ探偵はもう、死んでいる。

第1お客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか? /  開幕、青春ラブコメ」の感想です。ややネタバレ注意。

◆今回のアニメ感想担当◆ 『異端のネシオ』「異常性クラスメート編」より――

菊池 きくち がい 雪見 ゆきみ 銀次郎ぎんじろう 死瑪しば 遊餓ゆうが 只乃やの 博人ひろと 落花おちばな 千々莅ちぢり 吊場 つるば ここ

安寧はもう、死んでいる。

 
PM11:58 太平洋・上空

 

 

………………さて、そろそろ時間だな。

お前ら、準備はできてるか?

うん、バッチリ。

僕もOKだよ。

お姉ちゃん、お姉ちゃん……。

…………。

はっ、確認なんていらねーからさっさと始めろ。待ちくたびれた。

ククク、そういう訳にはいかない。いつもと違う場所だからな。体調を崩してないか、確認する必要がある。

画面の前の連中にも伝えておくが、俺達は今、上空1万mの飛行機の中にいる。今回のアニメ感想はここからお送りするぞ。

嫌な予感しかしねぇ。

お姉ちゃん……。私酔っちゃった。

あ、酔い止め飲む?

はー、ギンジロウは相変わらず会う度にキャラちげーし、オチバナは隣に座ってくるし、ヤノは眼鏡かけてねーし、体調不良だ。早く降ろしてくれ。

シバ君雪見だいふくあるけど食べる?


ロッテ ミニ雪見だいふく 27ml×9個×8袋

ダルマにしてやろうか?

ああ、ちなみに、私が座りたい席の隣にお前が座ってるだけだからな。勘違いするなよ。

ヤノ、席交換してくれ。

フフフ。そうしてあげたいのは山々だけど、どうやら無理みたいだよ?

あぁ?

……ん? 何だこれ。シートベルトが外れないぞ。

ああ。言い忘れてたが、各席の下は、伝わらないモノマネの床みたいに開閉式になっている。真面目にアニメ感想をしない奴は、そこから捨てられる仕組みになってるからちゃんとやれよ?

何……!?

ぬあぁ! マジだ。キクチ……お前ハメやがったな……!

ハハハ。楽しくなってきたところで、今日観るアニメの発表だ。「探偵はもう、死んでいる。」。知っているか?

知らねーよ。北斗の拳のパロディか何かか?

はっは。面白いことを言うね。流石にそれはないよ。

何か推理ものと見せかけて異能バトルものらしいぞ。罠だよな。

お姉ちゃんは警戒してる……。

ククク。まぁ、罠なら罠でもいいけどな。そっちの方が面白い反応が見れる。それじゃ1話目、スタートだ。

第1話視聴開始

CAお客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?

 上空1万mの旅客機の中――君塚きみづか 君彦きみひこは、その場に似つかわしくない台詞を耳にする。

 聞き間違いだろうか……?

 そう思い無視していると、再び言葉は繰り返された。

CAお客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?

あぁ? 人でも死んだか? 腐ったら匂いがキチーからそこら辺の穴から捨てとけよ。クソCA。

いや、仮に死体が出たとして探偵は呼ばねーだろ。誰の指示だ?

めんどいから、無視。

はぁー、やれやれ。あのCA素人だな。聞き方がなってないぜ。俺が手本を見せてやろう。

おい。この中に「名」探偵はいるか? いるなら手を上げろ。

(すっ)

(すっ)

お前は違うだろ!

探偵と助手

????はい、私は探偵です。

 耳を疑っていると、隣の席に座っていた白髪の少女が手を上げる。

 思わず名前を尋ねてしまうほどに美しい容姿……。そんな彼女に見惚れていると、君塚はどういう訳か、突然、助手になってよと言われてしまう。

おや、随分と唐突だね。中々魅力的な提案だけど……

死ねよクソ童貞野郎が……。ちょっと見た目が良いからって脳を侵されてんじゃねーよ。

お前も童貞だろ。

あいつと一緒にするな。俺だったら迷わず顔面に拳を叩き込む。誰が女の下僕になるか!

ハイジャック

 CAに連れられ、コックピットに向かうと、そこには機長を押さえ付ける金髪の男の姿があった。

 コウモリと名乗った彼は、探偵である少女――シエスタに、自分がこの飛行機を乗っ取った理由推理するよう要求する。

 もし当てることができれば、機長を解放するというが、まるで狙いが読めない。

何だこのだせー金髪。意味分かんねーこと言ってんじゃねーよ。

オチバナ君。あまり犯人を刺激するようなことを言うと、機長の首が一足先に世界を一周してしまうよ。

でも、マジで意味分かんねーっていうか、無茶ぶりだぞ。心を読める能力者でもいれば話は別だが、ヒント無しじゃ推理のしようがねぇ。

そうかな。わざわざ探偵なんて呼んでこんな問題出してる時点で、色々と読めるけどね。

一流の探偵

 無茶な要求に思えたが、次々に質問をぶつけ、あっと言う間に相手を言いくるめるシエスタ

 彼女の頭の良さに感心したコウモリは、潔く負けを認めその場を去ろうとするが、ハイジャックが誰かの指示であること死ぬのが怖くて探偵を利用したことまで言い当てられ、驚く。

 どうやらシエスタは、最初から男のことを知っていたらしい。

シエスタ一流の探偵っていうのは、事件が起きる前に事件を解決しておくものだから。

聞いたかい? 何処かの疫病神達とは大違いだ。

確かにすげーけど、結局は一人の人間だ。世の中の事件を全部解決できる訳じゃない。 頼りきりになったらおしまいだ。

うん。それはそう。

ククク。ほんと、張り合いのない世の中で困る。

SPESと人造人間

 シエスタ敵対組織の人間であると知るやいなや、本性を現し、襲い掛かるコウモリ

 彼の正体はなんと、世界を脅かす秘密組織――SPES(スペース)に所属する半人造人間

 耳から生えた触手の激しい攻撃に、シエスタ君塚は機内を逃げ惑う。

おお、おお。何かすっげぇキモいの、出してきたぞ。

やれやれ、だから刺激し過ぎるなと言ったのに。

秘密組織SPES……聞いたことない組織ですね。

ラノベの読み過ぎだろ。頼むから夢オチだと言ってくれ。

(あの触手……、お姉ちゃんにプレゼントしたら喜びそう……。)

最適解

 昔から巻き込まれ体質で、いつも厄介な事件に遭遇している君塚

 今日彼が飛行機の中にいたのは、突然現れた黒服に、謎のアタッシュケースを運ぶ役目を担わされたからだった。

 彼は直感から、取ってきたアタッシュケースを放り投げ、その中身をシエスタに渡す。

さて、ここで謎のアタッシュケースから出てきたのは……!?

哺乳びん。

パンの耳。

ミニドラ。

大喜利を始めるな。

チェックメイト

 アタッシュケースの中に入っていたのは、銀色のマスケット銃

 それを手にしたシエスタは、素早く触手を撃ち抜き、倒したコウモリの口に銃口を突き付ける。

 勝負あり――。

 コウモリは最後の力で反撃を試みるが、撃ち込んだ弾丸シエスタの血で作られた特殊なもの

 これに撃たれたものは、マスターには逆らえない。

……! 血の弾丸……。

なんて汚ねーもん使いやがる。

つーか、どういう原理だよ、逆らえなくなるとか。吸血鬼か?

んー。ちょうど白髪だし、人間とは思えない美しさ。何か関連があるのかもね。

スカウトの始まり

 アタッシュケースも何もかもシエスタの仕込みだったと分かり、がっくりと項垂れる君塚

 疲れが一気に押し寄せ、家に帰った彼は、これ以上巻き込まれてたまるかと、今日の出来事を忘れようとする。

 しかし、そう決めた矢先、部屋の中からシエスタが現れる。

 どうやら彼女は、君塚のことを助手にするのを諦めていないらしい。

ふざけてんのか、このクソアマ。

まぁ、彼の価値といったら、あの巻き込まれ体質だ。事件が向こうから寄ってくるなんて、名探偵である彼女にとっては喉から手が出るほど欲しい人材だろう。

トイレの花子さん

 巻き込まれ体質の所為で、これまで損ばかりしてきたと言い、しつこいシエスタの誘いを断り続ける君塚

 しかし、今抱えている悩みを解決してあげるというメリットを提示されたことで、学校で流れているトイレの花子さんの噂のことを話す。

 最近、陸上部の人間を中心に不登校が急増しているという事件。原因女子トイレの花子さんにあるらしい……。

トイレの花子さんに引きずり込まれた人間が花子さんに……。どんどん感染して広がっている?

急に何の話してんだ。これ以上、女の話をするなら切るぞ。

どうせトイレの中でヤリ過ぎて体調不良とか、デキちゃったとかっていうオチだろ。

文化祭

 シエスタに連れられ、学校の文化祭へ行く君塚

 彼はトイレの花子さんのことなどすっかり忘れ、青春ラブコメを楽しむが、シエスタは勿論事件のことを忘れてなどいなかった。

 トイレに落ちていた小さな袋を回収した彼女は、校内でビラ配りをしていた着ぐるみの内、怪しい一体を追い詰め、捕まえることに成功する。

 どうやら、陸上部の生徒の間で違法薬物が広まっていたらしく、トイレの花子さんとは、その取引の隠語であったらしい。

 客のフリをして隠語を使い、売人とコンタクトを取っておく……。今回もシエスタの行動に抜け目はない。

チッ……そっちか。

こりゃこの学校の陸上部ボロボロだな。どうすんだよこの後。

ま、それは探偵の仕事じゃないから、どうでもいいだろ。

君塚の決断


お客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?/開幕、青春ラブコメ編

 今回の違法薬物事件にも、秘密組織SPESが絡んでいることを伝えられた君塚

 シエスタ曰く、彼らの目的は救済を与えることだというが、まだ意味はよく分からない。

 だが、平和な日常など何処にも存在していなかったことを知った君塚は、どんな事件に巻き込まれようと君を守ると宣言したシエスタに付いていくことを決める。

 こうして、名探偵の助手として、世界をまわる途方も無い冒険譚が始まったのだ。

はぁ……。何でどいつもこいつも女に守られてんだろうな?

男はママを求める生き物だってお姉ちゃんが言ってる。

マジで吸血鬼かもしれねーから、どっか噛まれてないか確認しとけ。

4年後……

 そして、二人は死に別れることになった。

 そう、この物語の探偵はもう、死んでいるのだ。

あー、もうタイトル回収すんのか。

あん? 死んだ? マジで死んだのかあのクソ女。

ハハハ! どうやら、思ったよりもヤバい事件に巻き込まれちまったみたいだな。

やはり、慢心はいけませんね。身を滅ぼします。

第1話終了

 

つーことで、1話目はこれで終わりだ。楽しめたか、お前ら?

童貞が風邪引いた日に見る夢みたいな作品だな。何かいつもより長く感じたぞ。

それは当然だよ。初回1時間だからね。

なぁ、文化祭でウェディングドレス着ながら麻薬の売人追いかけたシーン、理解できなかったの、あたしがサイコパスだからか?

やっぱり全部、あの童貞の妄想?

う~ん、確かに白髪でマスケット銃を武器に秘密組織と戦う名探偵の美少女と世界を飛び回ったなんて、現実の話とは思えませんね。

おい、今、調べたがメインキャラほぼ女じゃねーか。俺の嫌いなタイプの作品だぞ。何の拷問だ、キクチ

ハハハ! 安心しろ。袋は沢山用意してある。気分が悪くなった奴は幾らでも吐いていいぞ。

やれやれ、騒がしいフライトになりそうだね。