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アニメ「鬼滅の刃 無限列車編」第1話 感想

今回の内容

アニメ鬼滅の刃 無限列車編」の第1話「炎柱・煉獄杏寿郎の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 異端のネシオ』「異常性クラスメート編より――

天瞑あまくら 幽鵡かすむ」「鬼斑きぶち 反目はんめ」「画龍がりゅう 習路しゅうじ」「琥雲くぐも 克生かつき人。

怪塞列車・壱両目

 
ガタンゴトン……ガタンゴトン……ガタンゴトン……ガタンゴトン……

 

 

…………。

…………。

う、う~ん……。

(あれ……? ここ何処だ?)

(確か俺は……帰りの電車に乗って……。いつの間に寝たんだ俺……?)

よぉ、カスム。起きたか。

あっ……。クグモ……!? お前もいたのか。

ああ……。目を開けたら知らない電車の中だ。待てども駅に着きやしない。一体どういうことなんだ?

それは俺に聞かれても……。

(って待てよ……。この気配は妖魔……!? どうしてまた俺の近くに……。)

うむぅ……、酒……酒がゆーふぉーに乗って空を飛んでいるのじゃぁ……。

おい。ハンメシュウジも起きてくれ……!

断る。安眠の邪魔をするな。

何だ。起きてるじゃねーか。

寝るならせめて能力でハンメを起こしてくれないか。

はぁ……。(かきかき……)

(ぺたっ)(覚醒の字)

ぬおおっ何じゃ!? 急に目が冴えて……全然眠くなくなってしまったのじゃ!

って、ここは何処じゃ!?

多分、能力で作られた空間だ。脱出する為には、犯人を見つけるか……、作りの甘い場所を突くしかない。

ザザッ……ザッ……

ん?

まもなく、鬼滅の刃鬼滅の刃……。ご視聴になる方は、席に座りお待ちください……。

………………。

何だか前にもこんなことがあった気がするのう。

まぁ、扉が閉まってて他の車両に移動できないからな。今は様子を見るか。

(観たいのか……。)

第1話視聴開始

 鬼殺隊の柱の一人――炎柱である煉獄れんごく 杏寿郎きょうじゅろうは、無限列車で起きた――40人もの乗客が消えたという神隠について調べるべく、まず車掌の遺体が発見されたというへ向かう。

 そこでは夜遅くまで弁当売りの少女とその祖母が残っており、煉獄は彼らを逃がす為にも、弁当を全て買い取るのだった。

煉獄全部いただこう!

 

こっ、これは! 伝説の大人買いじゃ!! 久しぶりに見たぞ!

まさか、一人で食べる気なのか……?

いや、土産にするってよ。仲間思いで、普通に良い隊長みたいだな。アホみたいな面してるが。

なっ! アホみたいな髪してる奴に言われたくないのじゃ!

あ? 今なんつった?

ぐっ、ぬおおっ! くっ、首が締まる! やめ……しっ、死ぬのじゃあぁ……!

おい、クグモ! よせって!

…………。

はぁ……はぁ……。助かったのじゃぁ……。

虫の知らせ


第一話 炎柱・煉獄杏寿郎

 弁当売りを装い、列車に乗り込んだ煉獄は、車掌から無限列車が車庫ではなく整備工場に移されたとの話を聞く。

 そこで彼は、走行中の列車から派手に飛び降り、かすかに鬼の気配の残る列車――無限列車のある工場へと侵入するのだった。

 

無限列車……。

ん? 何か気になるのか?

いや、先頭車両の額にくっ付いてる無限の文字が絶妙にダサいと思ってな。

そ、そうか? ワシはそうは思わんが……、確かお主の父はアーティストじゃったな。

子どもの頃からああいうものを見ると落ち着かなくてな。手を加えたくなる。

でもあれ、モデルが8620形蒸気機関車だろ。

知らん。あれを見て良いと思える奴らの感性が信じられんな。

運行再開?

 工場で作業していた整備士達弁当を差し入れた煉獄は、彼らから無限列車の運行再開が決まったとの話を聞く。

 確かに車体に神隠しの原因は無いようだが、いささか性急に感じる判断。

 するとそこで、鬼がいるぞとの叫び声が聞こえ、煉獄はすぐに詰所の方へと向かうのだった。

 

えぇ……。40人も消えた原因が分かってないのにもう運行再開かよ……。

まさにう〇こじゃな!

まぁいいじゃねーか。走らせりゃまた原因が寄ってくるだろ。

当然、乗客全員に藤の花を持たせるぐらいのことはするんだろうな。

それって上弦にも効くのか?

何もしないよりはマシだろう。

はやい! あつい! うまい!

 工場に現れたのは、高速移動を可能にする血鬼術を持つ男の鬼

 煉獄不愉快と言われるほどにゲスな言動をする彼は、人質を取りながら、煉獄を精神的に追い詰めようとしていく。

 だが、炎の呼吸を使う煉獄のスピードは、鬼のスピードを上回り――

煉獄逃げ足だけは確かに速いようだ。

 

おおっ! あっさり両腕を切り飛ばしたぞ! 流石、柱じゃ!

これでとりあえず人質は助けられたな。

だがあの鬼坊主、弁当売りの女二人を襲いに行くつもりのようだぞ。

むむっ、だが煉獄なら追い付いてくれる筈じゃ!

全集中の呼吸

煉獄お前は……遅い!!

 煉獄から逃げたは、早速彼に復讐すべく、弁当屋の少女に襲い掛かる。

 しかし、全集中の呼吸を使った煉獄のスピードは、鬼の能力を遥かに凌駕

 追い詰められたは、やられる前に少女の祖母を殺そうとするが、無駄に喋ったことが命取りになり、壱ノ型 不知火しらぬいにてその首を取られるのだった。

 

凄いな……。俺も足の速さには自信があるけど、ひょっとしたら負けるかも……。

んおっ? そう言えば、本気で走ったらどのくらいなんじゃ? カスムは。

あ、いや……。昔ちょっと鍛えててな。今はもうやめたから、そんなでもないかも……。

ほう、関東最強の刀憑きが、随分と寝ぼけたことを言うな。

なっ……! おい、何でそれを!?

おお、やっぱりそうか。前々から俺ん中の虎が騒いでたんだ。こいつは俺より強いってな。

いや、待った。俺が強い訳じゃないから。俺に憑いてる刀が……!

言い訳は見苦しいぞ。

受け継がれる技

 少女の祖母は、煉獄の技を目にし、涙を溢れさせる。

 忘れもしない二十年前、彼女は同じ顔と羽織りの人物から救われていたのだ。

 煉獄はその話を聞くと、それは自分の父だろうと答え、彼を継いで鬼を狩っていることを少女達に明かす。

煉獄父と同じように、あなたをお守りできたこと、光栄です。

 

…………。

戦いから逃げたお前にとっては、煉獄のような人物は眩しいか?

やめろ。自分の人生を丸ごと他人の為に使うなんて、俺は嫌なんだよ。

家族や知り合いを殺された訳でもない、煉獄みたいに親が立派な人間だった訳でもない、ただ才能があるってだけで無理矢理戦場に追いやられて……。

やる気のある奴だけがやればいいんだ。あんな仕事。

ま、お前の気持ちは分かる。

な、何とも言えない気持ちになってしまったのじゃ……。

無限列車に巣食う鬼

 駅で騒ぎを起こした鬼を退治した煉獄だが、40人を食った鬼がこの程度である筈ないまだ得体の知れない鬼が何処かに潜んでいると言い、運行が再開される無限列車に乗り込む旨を隊員達に伝える。

 そんな彼は、との決戦に備えて再び少女達から弁当を買い占め、丹精込めて作られた弁当に舌鼓を打つのだった。

煉獄うまい!

 

(ぐぅ~~~~~)

くそ、色々と疲れて腹が減ってしまったのじゃ。ここでは弁当は出ないのかの?

腹が減っては戦はできぬ……、俺ん中の虎も、飯がねぇとやる気を出さねぇ。

……仕方ない。その辺の席に「」の字を貼ってやる。(かきかき……)

いや、それ肉味の席を食べることになるだろ! やめろ!

第1話終了

 

はぁ……カスム。お前が刀を抜けば、すぐにでもこの空間を破壊できるだろうに。何故そうしない?

やめてくれ。俺はもう二度と妖魔と戦わないと誓ったんだ。あんなの倒しても、人間がいる限り、無限に湧き出てくる……。鬼と違って絶対に戦いは終わらないんだ。

へへ。組織が気に入らねぇってのは俺も同じだ。悪いがここはカスムに味方させてもらうぜ。

ふん……、まぁいい。どうやらアニメを観れば先に進めるようだからな。

んおっ! 本当じゃ! 次の車両への扉がいつの間にか開いておる! しかも何か良い匂いもするのじゃ!

こんな場所で出される料理ってのも気味が悪いが、まぁ、俺ん中の虎なら消化してくれるだろ。

あれ? ガリュウ。お前は行かないのか?

例によって、茶番に付き合う気は無い。俺はここでもう少し眠ることにする。

…………。