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アニメ「鬼滅の刃 無限列車編」第3話 感想

今回の内容

アニメ鬼滅の刃 無限列車編」の第3話「本当ならの感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 異端のネシオ』「異常性クラスメート編より――

天瞑あまくら 幽鵡かすむ」「鬼斑きぶち 反目はんめ」「琥雲くぐも 克生かつき」「月曇つきぐも 輪廻りんね人。

怪塞列車・参両目

 
ガタンゴトン……ガタンゴトン……ガタンゴトン……ガタンゴトン……

 

 

んおおっ、匂いが強くなってきたぞ。次の車両に飯がある! 絶対じゃ!

(実家が酒屋なだけあって、匂いには敏感だな……。)

<<ガラララ――>>

おい、わしが先に行く! 通すのじゃ!

(すっ……)

さぁ、飯は何処じゃあ? もう腹が減ってたまら――

反目! 危ない!!

<<ヒュンッ!!>> のわぁ!? なっ、何じゃ!?

………………。

!? だ、誰じゃ御主は……。いきなり飛びかかってきて……。

フフフ。匂いに釣られて姿を現すとは……。馬鹿な妖魔で安心しました。今日は一度も死なずに済みそう……。

おい、待て輪廻。そいつは妖魔じゃない。月姫かぐやをしまえ。

…………。あれあれ? あれあれあれ?

その顔……その声……。もしかしてカスムさんですか?

そ、そうだよ。久しぶり……。

久しぶり……? 他に言うことはないんですか?

カスムさんが抜けてから、私がその皺寄せにどれだけ苦しんだか……。想像したことがないと?

う…………。

まぁ……いいんですけどね。謝られても取り返しがつきませんし……。

おい! それよりこの美味そうな匂いの正体を教えるのじゃ!

あぁ……。最近、私、お香作りにハマってるんです。どうですか? 食欲をそそる匂いでしょう?

なっ! 香りじゃ腹は膨れんのじゃ!

そういう訳ですから、その首……いただきますね。

おい! だから反目妖魔じゃないって! 半妖――

ザザッ……ザッ……

まもなく、鬼滅の刃鬼滅の刃……。ご視聴になる方は、席に座りお待ちください……。

…………。

アニメの時間のようです。一時休戦といたしましょうか。

(観たいんだ……。)

第3話視聴開始

 下弦の壱――魘夢えんむの術にかかり、深い夢の世界に閉じ込められた炭治郎達

 彼らはそれぞれの夢の中で、幸せを享受する。

 魘夢の配下である人間達が、精神の核を破壊しに向かってきているとも知らず……。

 

善逸禰豆子とデート……、伊之助は洞窟探検隊のリーダーか……。

恐ろしい能力じゃ……。きっと、わしの場合は酒に溺れる夢を見せられてしまうのじゃ! 絶対起きんぞ!

ふ~ん……。俺の場合は、やっぱ……復讐を果たす夢になるのかな。

幸せな夢……? ふふふ、それなら私には効きませんね。私にそんな夢が見れる筈がありませんし……。

(既に精神の核が壊れてる奴はどうなるんだろう……。)

煉獄の夢

 の中で自分の父親と会い、柱になったことを報告する杏寿郎

 しかし、どうでもいいどうせ大したものにはなれないと言われてしまい、部屋を後にした彼は、父に認めてもらおうとしている弟――千寿郎せんじゅろうのことを心配する。

 父が変わってしまった理由は分からないが、を不安にさせる訳にはいかない。

 杏寿郎は、父に認められなくとも自分の情熱――心の炎が消えることはないと語り、兄としての威厳を見せ、弟を元気付けるのだった。

 

な……何じゃあのだらしのない父親は……! ある日突然剣士をやめた? そんなカスムみたいなことを!

親近感……。

覚えるな! きっと……何か深い理由がある筈じゃ!

そうです。カスムさんと一緒にするなんて失礼ですよ。

…………。(深い理由……か……)

煉獄の核

 煉獄の夢に侵入した魘夢の配下少女は、その手にアイスピックを持ち、彼の精神の核を破壊しようと、夢の外側にある無意識の領域へと向かう。

 全ては、幸せな夢を見せてもらう為に――

 しかし、そんな彼女の夢は、驚異的な生存本能で動き出した煉獄によって阻止される。

 少女眠ったままの煉獄に首を掴まれ、意識を失いかけるのだった。

 

ぬおっ! 眠ったまま動いとるぞ! 睡拳か!?

んな馬鹿な。

馬鹿も何も、目の前でこうして動いてるじゃないですか。

あ、そういや俺って昔、よく眠ったまま叫び声を上げて暴れ回ってたらしいわ。

それは夜驚症じゃないのか……?

起きろ!!

 一方、その頃――炭治郎は、夢の中に現れたもう一人の自分に説得されていた。

 攻撃されてるこれは夢だと、目覚めろと――

炭治郎起きて戦え! 戦え! 戦えぇぇぇぇ!!

 

っ……!

ほあ? 急に体をビクつかせてどうしたんじゃ、カスム

いや……別に何でもないよ……。

ふふふ……。ひょっとして、昔のことを思い出しちゃったんですか? そんなに戦わされるのが嫌いですか、カスムさん

戦えー! 戦えぇー!!

うぉぉ! 耳元はやめろ!!

覚醒の方法

 もう一人の自分の御蔭で、ここがだと気付くことができた炭治郎。もうここに居てはいけない。

 しかし、肝心の抜け出す方法が分からず、炭治郎鬼の匂いを頼りに雪の積もった山を駆け回る。

 現実では、から出た禰豆子が血を流しながら必死にを起こそうとしていた。

 

頭突きしたら禰豆子の額が割れたぞ! そう言えば炭治郎の頭は凄く硬いのじゃ!

こりゃ……外からの力で起こすのは無理そうだな。

では、私の最新作――シュールストレミングのような強烈な臭いを放つお香はいかがでしょう?

炭治郎には効果抜群かもしれないな……。寝てても嗅覚は働いてるらしいし……。

本当なら

 家族に後を追いかけられ、彼らに背を向けることを心苦しく感じる炭治郎

 ずっとここに居たい振り返って戻りたい本当なら、ずっとこうして暮らせていた筈――

 しかし、全てもう失ったものもう一緒にはいられない

 炭治郎は心の中で家族への感謝と謝罪の言葉を繰り返しながら、再び走り出すのだった。

 

よくそんなに迷えるな……。自分の頭が作り出してる幻なのに……。

でも、リアル過ぎるのじゃ……。炭治郎の執着が見て取れる……。

何もかもどうでもよくなった私とは大違いですね。ふふふ……。

斬るべきもの

 禰豆子仲間達のことを考え、焦りを募らせる炭治郎

 早く起きなければならないのに、方法がちっとも分からない――

 するとその時、父の声が聞こえてくる。

 「斬るべきものは――もうある」と――

 斬るべきもの……。

 まさかと思いながらも炭治郎は、目覚めることができると信じ、己の首に刀を当てるのだった……!

 

成程、自殺か。

ほ……ほんとにそんなことして大丈夫なのかの……?

既に敵が無意識の領域に侵入してる。ここで決断しないとどの道終わりだ。

死ねばいいのに……。

え……?

第3話終了

 

ねぇカスムさん、何で生きてるんですか? あなたも自殺したらどうです?

お前……やっぱ俺のこと恨んでるだろ……。

別にそういう訳じゃないですよ。ただ、そんなに戦いから逃げたいのなら、死ねば楽になれるのにと思っただけです。私と違って不死じゃないんですから。

……。俺は普通に生きたいだけだ。自殺なんて、普通じゃないこと……。

武士の切腹は普通じゃないですか。

お、おいカスム。次の車両への扉が開いたのじゃ! 早く逃げるぞ……!

逃げる……? また私達から逃げるんですか? ねぇ、カスムさん……。

悪いが……俺はもう戻らないって決めたんだ。追ってくるなら逃げるだけだ。

へぇ……この狭い列車の中で鬼ごっこ……。

いいでしょう……。落ちこぼれだった時とは違うことを……教えてあげます。


第三話 本当なら