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アニメ『エスタブライフ グレイトエスケープ』第12話 感想

 

◆今回の内容◆

アニメエスタブライフ グレイトエスケープ

第12逃がし屋から逃げられない」の感想です。ややネタバレ注意。

◆今回のアニメ感想担当◆ 異端のネシオ』「カラレス・インテグレーター編より――

正犠まさぎ 尋人ひろと◆ ◆スキエンティア

←第11話の感想はこちら

終わりから逃げるな

 
渋谷区・虹幻町・???

 

ふぅ……。(これで上手くいくといいけど……)

《……ブゥゥン……》会議への出席、お疲れ様です。マスター。

ん? スキエンティア……。見ていたのか。

はい。この三か月間、ずっとあなた達を見ていました。

そうか。どうだったかな? 君は楽しめたかい?

それなりに。あなたはどうだったのですか? 途中から彼女達の元から離れたようですが。

勿論、楽しかったよ。僕自身は地位も名誉もお金もいらない。皆が幸せならそれで満足なんだ。

まぁ、誰にも信用されないんだけどね。

異能の出現により、個々の力が増し、分断が加速した今の時代、人と人の結び付きを強めようとするあなたの試みはある程度、成功しています。

いずれ来る破滅に抗うだけの力はまだありませんが、希望は順調に育っているでしょう。

うん。この虹幻町には今七つのチームが存在している。七つの色……。虹のように、近いところにいるのに全てバラバラで、完全に混ざり合うことがない。

僕としては、全てのチームが一つの目標に向かって協力し合えるようになれば良いと思っているんだ。

しかし、虹は混ざらないからこそ美しい。暗い闇に染まるリスクは考えないのですか?

はは。普通はそうなるかもね。でも、僕のような人間が他にも現れていると僕は知っている。諦めるつもりはないよ。

………………。

さて、最終話。僕もチェックしておこうかな。

第12話視聴開始

 世界の管理者――ザ・マネージャーから送られてきた音声ファイル依頼と受け取り、彼のいる江戸城へとやってきたエクア達

 ここの警備何処よりも厳重もしかしたらこれが最後の仕事になるかもしれない――

 そう思ったエクアは、突入の前に、仲間達伝えるべきことを伝える。

エクア一生懸命頑張りましょう♪

 

ふふ。規模を恐れず、普段通り、目の前の仕事に集中するだけ。プロって感じがするよ。

彼女もあなたと同じく自己犠牲精神の持ち主ですから。そんな彼女についていく仲間も相当なものです。

かけがえのない絆……。いいね。とても尊い

最後の仕事

 エレベーターに乗ると、大量のドローン一斉攻撃が始まる。

 分かってはいたが、帰りの弾薬を気にしている場合ではなく、エクア達全力で抗戦し、江戸城の天辺を目指す。

 過酷な戦いの中、アルガウルラが倒れ、マルテース敵の攻撃を引きつける為、離脱するが、エクアフェレス二人彼らの無事を信じ、最上階に続く長い階段を駆け上がるのだった。

 

こんな場所で倒れたなら、本来、命は無い筈ですが……。殺すようプログラムはされていないのでしょうか?

種を存続させることが彼らの使命だからね。抵抗をやめれば撃たれないんじゃないかな。

それは流石に甘過ぎだと思えますが……。

世界の管理者M

 襲い来る大量のドローンを退け、エクアフェレスは遂に最上階――ザ・マネージャーの元へと辿り着く。

 彼は自分の元にやってきた逃がし屋歓迎し、やり取りの中、自らの悩みを打ち明ける。

 それは多様性の限界――

 完全なるユートピアの実現を託されはしたが、人間の複雑さ多種多様な理想に対応し切れずにいると。

 

ザ・マネージャーの正体は、全知全能の超AI……。薄々そんな気はしていたけど、君と同じかな。スキエンティア

欲望に限りはなく、満たすことは不可能であると私は知っています。ただ人の望みを叶えるだけでは、理想郷は実現できません。

自分が本当に何を望んでいるか、それが分からない人間もいるしね。

ユートピアの危機

 ユートピアの実現を目指し、様々なクラスタを生み出したが、それでも稀に適応できない者達が現れる。

 そんな不満因子を他のクラスタへと移動させる為の仕組み逃がし屋

 しかし、今、老いにより、自分の力が弱まり、モデレーターを制御し切れず、逃がし屋が排除されようとしているのが現状だという。

 彼の話を聞き終わったエクアは、ある決断をする。

 

……権力を分散させれば当然こういうことも起き得るでしょう。しかし、こうなる前に手を打てなかったのが不思議です。全知全能を名乗るに相応しくありませんね。

はは。同じAIだからかダメ出しが多いね。具体的にどうすれば良かったのかな。

モデレーターを作る時に蜂起できないようなプログラムを埋め込んでおけば、今回の問題は起きなかったでしょう。ただのミスです。

逃げれば分かるさ

 役目に疲れたザ・マネージャー

 彼はエクアの説得により、人格を新たな体へと移し、自らを初期化することを決意した。

 姿はエクア達の記憶にあったサンドリヨンと同じだが、中身はザ・マネージャー

 彼の仕込みにより、フェイタル・ラックを取り戻したエクアは、仲間達も連れ、江戸城からの脱出を目指すのだった。

 

あの時、消えたモデレーターの子と同じ姿か……。何だかちょっと複雑だね。

きっと新しくモデルを作るのが面倒だったのでしょうね。

それは大人の事情という奴だよ、スキエンティア

逃がし屋は続く

 ザ・マネージャーの力で、これまで以上に強力な力を得た逃がし屋のメンバー達は、全員無事で江戸城から脱出することに成功した。

 その後、半年の休業を経て、再び通常営業へと戻った彼らは、今日もまた悩みを抱えた人々を逃がす為、様々なクラスタを飛び回る。

 果たして、彼らの次の依頼人とは――

 

凄いね。劇場版なんて……。まさかここまで計画が進んでいるとは思わなかったよ。

あまり話題になっていないようですが、収益が見込めるのでしょうか? 確かにCGアニメはコストを抑えることが可能ですが……。

スキエンティア。僕達はまだ世界の一部分しか見ていない。

現実的な話は、ゲームをプレイしてからでも遅くはないよ。

そうですね。分かりました、マスター。

第12話終了

 

ところでマスター。あなたの正体と本当の目的。イエロー・ディザイアの皆さんには話さなくて良いのですか?

まだその時じゃない。けど、遠くでもないと感じている。

君だって、滅多に人の前に姿を現さないだろう? 焦らず待っていてほしいな。

…………。あなたが志半ばで倒れることがないよう、祈っていますよ。マスター。

はは。そうならないようこれからも見守っていてよ。スキエンティア

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第12話 逃がし屋から逃げられない