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アニメ「歌舞伎町シャーロック」第３話「エース・京極冬人の夢は」感想

アニメ
今回の内容

　アニメ「歌舞伎町シャーロック」の第３話「エース・京極冬人の夢は」の感想です。ややネタバレ注意。

今回のアニメ感想担当 『異端のネシオ』「異常性クラスメート編」より――

「雪見（ゆきみ） 銀次郎（ぎんじろう）」「落花（おちばな） 千々莅（ちぢり）」「死瑪（しば） 遊餓（ゆうが）」「菊池（きくち） 涯（がい）」「只乃（やの） 博人（ひろと）」「億卍（おくまんじ） 解俸（かいほう）」の６人。

2話の感想はこちら

異常者達の危険な夜３

 

お前ら何か飲みたい物あるか？

コーラ。

オランジーナ。

コーヒー。出来ればブラックで。

顧客注文。

氷水。

分かった。少し待ってろ。

あ、そうだ。先に言っておくが、今回から１話終わる度に誰かに謎かけやってもらうから。考えとけよ。

は？ 何でんなめんどくせーこと。

ハハハ。謎かけなんて難しいものじゃないだろう？ 僕はもう５つ思い付いたよ。

私は１０個思い付いた。やってやる。

謎かけか……。

第３話視聴開始

　半年前、ある少女の司法解剖を担当したというワトソン。

　彼は見つけた発信機のことを上司に報告したその日から身の危険を感じるようになり、ウエストから逃げ出した。

　……あの平穏な日々を取り戻す為には、シャーロックに謎を解いてもらわなければならない。しかし――

　ワトソン（依頼を聞いてくれる気配は、一向に無い。）

だって、轢き逃げ犯だろお前。

しかも謝ってないんじゃないか、コイツ。

それより内容をさっさと話した方がいいんじゃないかい？ 興味を持つかもしれない。

（カタカタッ）金が無いならバイトでもしろ。ケツを掘られるかもしれんがな。命を失うよりはマシだろう。

ハッピーバースデイ

　ある日の探偵長屋。モリアーティの１６歳の誕生日が開かれ、彼はなんと探偵達全員に祝われる。

　どうやらかなりの愛されキャラのようだ。

おっと、幾つか気になる情報が出ていたな。巻き戻す必要はあるか？

いや、ねーよ。

あのクソデブ女の気持ち悪い写真なんて見たくねぇしな。

写真はどうでもいい。切り裂きジャックを捕まえた場合の懸賞金は３億、これが何より重要だ。

フフ、一時所得だから、課税対象ってことを忘れずに。

お前らどうでもいいだろうがそんなこと！ 切り裂きジャックが起こした最後の事件は半年前だってのが一番重要だ。

うん、まぁミスリードかもしれないけど、ワトソンが解剖したのが区長の娘で、運悪く秘密を知ったワトソンが命を狙われてるとなると、これは陰謀の匂いがするね。

発信機……目印……。

やっぱギャグよりシリアスだ。面白くなって来やがった。

恋は突然に

　？？「助けてください！ お願いです！」

　休業中の探偵長屋に突然の来訪者。

　ハドソン夫人は必死にドアを叩く男を追い返そうとするが、扉を開くと好みの顔がそこにあり……。

　ハドソン夫人「ときめきぃん！」

これだけ焦ってるって、追われでもしてるのか？

金になる事件だといいな。

依頼人

　ウエストの超高級ホテル――雅超苑（がちょうえん）のオーナーを殺した容疑で警察に追われているらしい依頼人。

　職業は弁護士。名前は田中（たなか） 黄熊（ぷう）。

何だって？

父の兄が宇宙（コスモス）で、父親が地球（ガイア）だってよ。

所謂、キラキラネームだね。センスを疑う。

……俺らのクラスにもいるよな。

依頼人の話

　がんの見つかった叔父の財産を相続することになり、遺言書を作った後、２人で酒を飲んだという依頼人。

　飲み過ぎてしまい、目を覚ました時には辺りが火事になっており、叔父が目の前に血塗れで倒れていたという。

倒れるまで飲むなよ……。

間抜けとしか言いようがない。

俺はやってない！

　探偵長屋に踏み込んで来る警察。田中 黄熊は無実を訴えるも、手錠を掛けられ連れて行かれてしまう。

　そこでハドソン夫人はレストレイド警部のズボンに金を入れ、交渉。

　今回の依頼人はハドソン夫人。報酬はＳ級特盛５００万。

　参加者は京極 冬人、シャーロック・ホームズ、そして小林 寅太郎の３人に決定する。

メアリとミッシェルは降りたか。

ホームズは当然の如く参加するようだ。

競争スタート

　勝利条件は、黄熊の無実を証明し、ハドソン夫人の元に連れ戻すこと。

　冬人と小林は行列の出来ているゲートを通り、ウエストに向かうが、シャーロックとワトソンは抜け道から侵入する。

がばがばじゃねーか。

小林は騒いで警備に捕まりやがった。何なんだあいつ。いる意味あるのか？

それを言うなら、探偵はシャーロック以外必要無いだろう。他は邪魔でしかない。

確かに、今の所は。

グランピングホテル「雅超苑」

　事件現場を訪れた探偵達。

　彼らの前に現れたのは、亡くなった田中 宇宙の親友にして、雅超苑イメージキャラクターのロックシンガー――内田B造。

　京極 冬人はその大ファンらしく、彼は大興奮。

うっわ、こいつ……。ルー語使いとかマジかよ。

随分、変わった感覚を持っているようだね。彼らは。

頭が痛くなってきた……。

警部の話

　警察の考えは、遺言書を作り終えた後、酔っぱらって寝た宇宙を黄熊が切り付け、火をつけた――というもの。

　第三者が侵入した形跡は無いようで、黄熊が犯人なのは疑う余地が無いと言うが……。

　シャーロック「遺言書を書かせてすぐ殺すような、そんな間抜けな弁護士が何処に居る？」

まぁ、不自然だな。

田中黄熊の自宅

　黄熊の自宅を訪れ、黄熊と地球宛ての督促状を発見し、彼らがギャンブルをしていたという情報を得るシャーロック。

　一方、ワトソンは、黄熊の母から、黄熊は医者を目指していたが、血が怖くて弁護士になったという話を聞く。

なぁ、血が怖いってどういうことだ？

知るか。見慣れてねーんだろ。

京極の推理

　犯人が分かったという京極は早速、推理を披露。

　宇宙が黄熊と地球をギャンブルに誘い、彼らを借金漬けにした――。つまり、黄熊に殺人の動機があったことを証明する。

事実か……。確かに殺すのに十分な動機かもしれないが……。

暴れるシャーロック

　シャーロック「黄熊じゃない！ 黄熊の筈が無い！ 奴は馬鹿じゃあるまいし！ あんなに手掛かりを残す訳が！」

こいつ自分の考えと合わないことが起きると途端、取り乱すな。

彼の非常に面白い部分だ。

凶器

　長屋に来る前、実家に寄ってナイフを預けていた黄熊。

　シャーロックは警察がまだ凶器を発表していないことを利用し、犯人を罠にはめにかかる。

　B造に凶器をポケットに入れていることを指摘され、彼が取り出したのは……。

バナナ？

何故これがナイフに見えたんだ？

　ポケットに入っている物をナイフだと、凶器だと何故言えたのか、B造を問い詰めていくシャーロック。

　ここからは彼のターン。推理落語が始まる。

うわ、また始まったよ……。

推理落語

　黄熊の母の部屋の引き出しにあったのは宇宙からの恋文。しかし、母が選んだのは黄熊の父親――地球。

　死体が黒焦げであることから、殺されたのは恐らく宇宙ではなく地球。

　宇宙は借金取りから助けるフリをして、密かに地球を匿った。

　そして黄熊を酔い潰した後、殺しておいた地球に自分の服を着せ、黄熊にナイフを握らせ、火をかけた。それが真相のようだ。

自分が選ばれなかったからってか。

くだらな。

覗き見しているのは……

　ポケットにナイフを入れたことを何故、B造が気付けたのか。

　それは宇宙から電話で教えてもらったからだと言うシャーロック。

　宇宙の居場所を特定した彼は、ナイフを投げ、彼を全員の前に引き摺り出すことに成功。

　B造も借金をしていたらしく、茶番の片棒を担いだのはその為だ。

かっこいいけど、危ないぞ今の。

もし刺さっていたら大変だったね。

謎かけタイム

　シャーロック「覗き見とかけて、朝の通勤ラッシュと解きます。」

　ワトソン「その心は？」

　シャーロック「どちらも勃（立）ちっぱなしです。」

　ワトソン「下ですか……。」

……いるか？ これ。

いや、全く。

Cパート

　夜の公園のブランコに座り、手帳に挟んだクローバーを眺めていたモリアーティ。

　そこにやってきた一羽の蝶。

　彼が去った後には、ばらばらになったその死骸が残されていた……。

これは、何か意味あるのか？ 蝶なんて潰してよ。

彼の裏の顔を何となく感じさせるシーンだね。悪くないよ。

……潰した理由は？

それは、彼が「蜘蛛」だからじゃないかな。

？？？

第３話終了


第3話

 

ではアニメが終わったところで、今回はオチバナに謎かけを披露してもらおう。

既に準備は出来てる。殺し屋だからな。

さぁ、どうぞ。

私とかけまして、クリストファー・マーロウと解きます。その心は、どちらもひとごろし(1564)に生まれました。

誰だよ。

知らないのかい？ 暗殺されたと噂されるイギリスの劇作家さ。

そーゆーことだ。こんなもんでいいだろ？

意外と上手いな。

殺し屋だからな。

4話の感想はこちら